南京の通年ガイド:今、訪れるべき中国の都市
南京観光局との協力でお届けします。
中国・南京 — 孔子が「犬年(2018)は南京に行くべき年」と語ったとすれば、今が訪問の好機です。万里の長城や絶品餃子だけでなく、上海から高速列車で75分北上した先に広がるのは、活気ある街並み、古代祭り、満開の梅園、そして地元ならではの美食です。長江に囲まれ、紫金山の麓に位置する南京は、現代中国の文化・教育の中心地。芸術好きや歴史マニア、食通の心を満たす魅力が詰まっています。
以下のカレンダーで、季節ごとのおすすめスポットとグルメをチェックし、あなたの好みに合った旅程を組んでみてください。
春(3月〜5月):梅の花、鴨肉争奪、孔子の知恵
DO
中国版桜祭りとも称される「南京国際梅花祭」は、約35,000本の梅が咲き乱れる絶好のフォトスポットです。紫金山麓の梅花山公園(約250エーカー)で、ピンク・紫・オレンジ・マゼンタの花が彩ります。祭期間中は伝統音楽や舞踊の公演も開催。合わせて孫文(中華民国の建国の父)の陵墓も見学できます。
EAT
南京名物の「北京ダック」については、南京と北京のどちらが起源か激しい論争があります。両都市の店で食べ比べてみましょう。カリカリの皮とジューシーな肉は、どちらでも外せない一品です。
SEE
秦淮川のクルーズで、千年の歴史を持つ孔子廟へ。1034年に創建され、1980年代に明清様式で再建されたこの寺院は、四メートル超の大孔子像や、玉・金・銀の38枚のパネル展示が見どころです。川辺では古琴や芦笙の演奏を聴きながら、地元の茶や軽食を楽しめます。
夏(6月〜8月):ドラゴンボート、餃子、皇帝のローブ
DO
夏は「南京ドラゴンボート祭り」が開催されます。紀元前340年に起源を持つこの伝統行事では、長さ数十メートルの木製ドラゴン舟に60人ほどが漕ぎ、鼓のリズムに合わせて競います。観客は岸辺で竹の葉に包んだ粽(ざん)を頬張りながら応援。
EAT
夏の南京は餃子が豊富です。湯包は豚肉とスープが詰まった蒸し餃子、牛肉鍋貼はカリッと焼いた牛肉餃子です。さらに、鴨脂で焼いたごま餅は甘くても塩味でも楽しめます。
SEE
「南京雲錦博物館」では、1600年の歴史を持つ雲錦(yungin)の織り技術を体感できます。皇帝の龍袍に使用された豪華な絹・金銀糸・孔雀の羽根などを用いた織物は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
秋(9月〜11月):毛蟹、塩鴨、黄金ギンコウ
DO
秋は毛蟹の季節。南京南郊の古城湖で育まれた蟹は、甘い卵黄とバターのような身が特徴です。9月中旬の雌蟹、10月中旬の雄蟹が最も美味しく、毛蟹祭りで街の屋台やレストランで味わえます。蒸し上げて酢につけて食べるのが定番です。
EAT
南京の代表格は「南京塩鴨」。薄い皮とピンクの肉が特徴で、特製の塩水で数日間熟成させた後に乾燥させます。冷やして薄切りにし、秋の菊花酒と合わせて食べると格別です。
SEE
市内中心部の玄武湖公園は、秋になると銀杏と赤カエデが色づき、散策に最適です。桜、蓮、雪景色と四季それぞれの表情が楽しめますが、湿度が低く快適な秋は特におすすめです。
冬(12月〜2月):万灯祭、仏舎利、鴨血スープ
DO
秦淮国際灯籠祭は、南京最大規模の灯籠イベントです。赤い紙灯籠が旧城壁を彩り、謎解き灯籠や獅子・龍の舞が街を賑わせます。灯籠は市内のマーケットで購入でき、家に持ち帰っても楽しめます。
EAT
冬の定番は「鴨血スープ」。凝固した鴨血と鴨のだしに、揚げ豆腐・春雨・鴨の内臓を加えて煮込む、コクのある温かいスープです。辛さ控えめの「鶏湯豆腐」も、ハムやエビ、竹の子が入った軽めのスープとして人気です。
SEE
近年発掘された「磁器寺」遺跡では、仏舎利が納められたとされる宝箱が見つかり、再建が進められています。元の明代九層塔を復元した新塔は、黄金のパイナップルの頂上が特徴で、古代の「おもてなし」の象徴です。
中国をさらに旅しよう
南京の魅力はまだまだ続く。鴨料理から古都の壁まで、訪れる価値は計り知れません。




