逆境を乗り越えてエジプトへ:今こそ訪れるべき理由
見出しが暗くても、実はチャンスです。米国国務省は注意を呼び掛けていますが、エジプトは今、観光客が激減しており、歴史的遺産をゆっくり堪能できる絶好のタイミングです。ニューヨーク在住の投資家で旅行好きなボイキン・カリー氏が帰国後に語ります。
エジプトは今がベストタイミング
エジプトを訪れるなら、今が最適です。通常、混雑を避ける方法は「先に行く」か「オフシーズンに行く」の二つですが、エジプトは古代から観光客に人気があり、特に夏のルクソールは気温が110°F(約43°C)に達します。
そこで提案したいのは、勇気を持って行くことです。観光客が遠ざかり、ピラミッドや王墓といった名所が静寂の中であなたを待っています。
混雑が激しかった頃との対比
以前は、ギザの大ピラミッドや王墓への入場列は1時間以上並び、内部は暑くて混み合い、次のグループへ急かされるのが常でした。ナイル川のボートは着岸枠取り合い、テーベ南部の水門を通過するだけで丸一日かかることもありました。まるでディズニーランドの春休みのように、古代の雰囲気は薄れていました。
しかし現在、観光客が80%減少しているため、ピラミッドや寺院、ナイル川をひとりでゆっくり探検できるチャンスです。4,000年前の人々が見た景色を、静かな柱間を歩きながら体感できます。
安全面の現状
過去1年で観光客が負傷した例は報告されていません。最大のリスクはカイロ空港からのタクシーです。タハリール広場でのデモがあった時も、私と妻は特に危険を感じませんでした。もちろん、今後の政治情勢やデモには注意が必要です。
もしこの時期に訪れなければ、将来的に混雑が再び戻り、長い列に並んで限られた時間だけ遺物を見るという状況に戻ってしまうでしょう。
一生に一度の体験を求めて
エジプトの古代文明が放つエゴ、暴力、権力、信仰、情熱、芸術の光を肌で感じたいなら、今すぐ計画をキャンセルし、次のフライトでカイロへ向かいましょう。
旅行計画
旅程例
時間が限られていても、1週間で十分に見どころを巡れます。カイロで1日、アスワンとルクソール間を船で3〜4泊、余裕があれば砂漠探検も組み込みましょう。

宿泊先のおすすめ
浮かぶホテル船ではなく、SS Sudan(ナイル川唯一の蒸気船)を検討してください。1885年造船で、かつてはファルーク王のプライベートボートでした。暗い木製パネルとアンティーク家具が時代を感じさせ、少人数の宿泊客と上質な料理で、クルーズというよりディナー・パーティーのような雰囲気です。
ルクソールでは、デザイナーが手掛けたエジプト宮殿風の Hotel Al Moudira がおすすめです。
知っておくべきこと
好きなワインを1〜2本持参すると便利です。輸入ワインは現地で400%の税が課されます。
準備と注意点
2012年5月23日・24日に大統領選が行われ、必要に応じて6月30日にも投票が実施されます。デモや大規模集会には近づかず、米国国務省のエジプトに関する渡航警告を必ず確認してください。

Steam Ship Sudan の写真(Veronique Mati 撮影)




