誕生日パーティーの代わりに、ガーナで誕生日旅行
活動家・起業家・国際ボランティアのスローン・デビッドソンは、世界各地を旅しながら助け合いの方法を教え、The Causemopolitanというサイトで情報発信しています。今回は、最近のガーナ旅行について語ってもらいました。
30歳の誕生日をきっかけにした資金調達プロジェクト
2009年に1年間のボランティア休暇を取ったことがきっかけで、毎年1回はボランティア旅行をするようになりました。これまでにガーナ、ハイチ、ニューオーリンズ、グアテマラ、コンゴ民主共和国で活動しています。寄付先の成果を自分の目で確かめたくなり、ガーナでマラリア用蚊帳を直接配布する機会を得ました。
「Cause It's My Birthday」キャンペーン
30歳の誕生日を祝う代わりに、マラリア予防蚊帳と教育に20,000ドルを寄付する募金活動を実施。寄付金は5,000枚の蚊帳製作に充てられ、本人も配布に参加しました。
パートナーシップ
資金調達は、マラリア予防を目的とした小規模NPO「Netting Nations」と協力。寄付金は全額蚊帳製作に使用され、運営費は一切取られませんでした。また、世界的に評価の高い蚊帳メーカーVestergaardと直接コンタクトを取り、製造から配布までの全工程に関わることができました。
滞在期間と活動内容
資金調達から1年後にガーナへ渡航し、2週間滞在。蚊帳配布は約7日間で、現地の「クイーンマザー」たちと協力し、学校、孤児院、集会所、産科クリニックなど、使用率が高いと見込まれる施設を選定しました。
宿泊先
首都アクラから各地域へ移動しながら、家族経営の小規模ホテル(イタリアの「ペンション」的宿泊施設)に泊まりました。設備はシンプルで、場合によっては水道がないこともありましたが、朝食が提供されることもありました。
支援対象と効果
マラリアは誰でも感染しますが、子どもや高齢者、妊婦、免疫力が低下している人にとっては致命的です。配布した蚊帳は、これらのリスクが高い層を中心に届けられました。

ハイライト
子どもたちに蚊帳を手渡す瞬間、笑顔が広がり、教師からは「子どもに渡すと家族全員が使ってくれる」旨のコメントをいただきました。子どもの影響で親が行動を変える、いわゆる逆ピアプレッシャー効果が見られました。
苦労した点
配布センターでの長時間待機(4時間)や、署名が必要な手続きの遅れなど、国際開発の現場では待ち時間が多いことを実感しました。
再挑戦の意欲
現地での体験は非常に感動的で、もう一度ぜひ参加したいと強く思います。
現地での“翻訳エピソード”
配布車両で2,000枚の蚊帳を積み込み、署名待ちの間に「マンディ・ムーアは待たされなかっただろう」と冗談を言ったことがありますが、実際には手続きが遅く、待ち時間の長さを実感しました。
もし時間を戻せるなら
もっとゆっくり村や学校に滞在し、地元の人々と一緒に作業(エンドウ豆の殻むきや織物)を体験したいです。
この旅行は誰に向いているか
自ら企画し、現場で直接活動したい人向けです。事前準備は必要ですが、資金調達やプロジェクトへのオーナーシップを深められます。
実践的アドバイス
ガーナで活動したい場合、マイクロファイナンスや母子健康に取り組む団体(例:AJWS)を活用すると良いでしょう。完全に同じ形のプログラムは少ないですが、現地のネットワークを活用すれば実現可能です。
感動的な瞬間(Kodak Moment)
アクラから北西へ2時間ほど離れた遠隔地の学校で、子どもたちがバンの周りに集まり、手渡した蚊帳に感謝の言葉をくれました。自分が寄付者の代わりに直接手渡す姿は、涙が止まらないほど感動的でした。
寄付への考え方の変化
自分の寄付が実際に形になる瞬間を体感し、金銭的な支援だけでなくプロセスに関わる重要性を実感しました。
旅行観の変化
現地での不安定な交通や限られた情報量から、旅行のたびに本を読む時間がいかに大切かを学びました。
日常への学び
清潔な水やシャワー、豊かな生活環境に感謝し、当たり前を当たり前としない姿勢を身につけました。
読者への具体的な支援方法
1. 誕生日を機に寄付キャンペーンを開催し、20ドルからでも20,000ドルまで目標を設定。クラウドファンディングサイトを活用すれば簡単です。
2. マラリア予防などのグローバルヘルス教育プロジェクトを支援。現地の実情を知らない日本では教育が鍵となります。
時間は最大の贈り物です。ボランティアや寄付で、身近な人々や遠くのコミュニティに貢献しましょう。
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