ノーススタールート(USBR 41)でミネソタからカナダへ自転車旅行
米国自転車ルート(USBR)システムは、全米に広がる番号付き横断自転車ルートの急速に成長するネットワークで、すでに11,000マイル以上に及びます。ミネソタ州の最初のUSBR、ミシシッピ川トレイル(USBR 45)は多くのサイクリストに知られていますが、2番目のルートも同様に注目に値します。
ノーススタールートの地理と文化
ミネソタの多様な地形と文化を横断し、全長315マイル(約507km)にわたるノーススタールート(USBR 41)は、首都ミネアポリスの中心部から港町デュルースへ、さらにはカナダ国境にあるピジョン川のハイフォールスまで走ります。湖岸の岩だらけの北岸を通り抜ける景観は、まさに絶景です。
このルートは、道路と整備されたトレイルが組み合わさり、始点から終点まで「乗りやすさ」を保っています。全体の約半分は舗装されたトレイルで、ブルース・ヴェント・トレイル、ゲートウェイ・トレイル、ウィラード・マンガー・トレイル、ギチ・ガミ・トレイルなどが含まれます。車の騒音から離れ、ミネソタの自然に浸れるため、家族での午後のサイクリングやピクニック、さらには2〜3日間のキャンプ旅行にも最適です。
最長の連続トレイル区間は、ヒンクリーからデュルースまで続く全長80マイル(約129km)のウィラード・マンガー州立トレイルです。北東ミネソタの豊かな自然と歴史を満喫できるルートで、ヒンクリーとデュルースの両都市には宿泊施設が充実しているため、拠点として利用しやすいです。州立公園や森林、リゾート、ロッジ、ホテルが点在しているため、数日に分けて短い区間を走ることも可能です。
デュルースから北へ向かう残りの150マイルは、雄大な北岸(ノースショア)に沿って走ります。この区間は主に道路走行となり、車と共有することに慣れているサイクリスト向けです。ただし、全てがハイウェイ61というわけではなく、湖岸沿いにギチ・ガミ州立トレイルが数マイルだけ現れます。特に、グースベリー滝州立公園とシルバーベイを結ぶ全長17マイルの区間は圧倒的な景観が広がります。
沿道のユニークな見どころ
1800年代から幽霊目撃情報が寄せられているラッシュシティのグラントハウス・ホテル&イータリーは、単なる宿泊施設ではなく「怖さ」も兼ね備えた魅力的なスポットです。SyFyチャンネルの『ゴーストハンターズ』でも取り上げられました。心霊話の信憑性は別として、夜の宿泊や食事だけでも訪れる価値があります。
ヒンクリー・ファイア・ミュージアムでは、1894年に起きたヒンクリー大火災(史上最大級の山火事のひとつ)について学べます。炎が空へと伸び、ミネソタの歴史を一変させたこの火災の遺物や、生存者の証言が展示されており、地域史への深い理解が得られます。
デュルースから約15マイル離れた景観の良いハイウェイ61沿いには、レトロなアメリカンスタイルのカフェ「ニュー・シーニック・カフェ」があります。外観は控えめですが、地元ファンにはミネソタ最高の食事体験として知られ、湖を望む絶景とともに楽しめます。
さらに北へ、グランドマレイの魅力的な街にあるノースハウス・フォーク・スクールでは、松葉バスケット編み、発酵、木彫、フライキャスティング、帆走、作詞・作曲、語り部など、北部の伝統技術を学べるクラスが開催されています。数時間の体験から3日間のワークショップまで幅広く、年間を通じてプログラムがあります。ワーク・スタディの1週間プログラムに応募すれば、授業受講と同時に宿泊費が無料で滞在できます。
ノースショア最大の魅力は、何と言っても大自然です。壮大な崖や砂浜、豊かな先住民の歴史、そして比類なきサイクリング体験が待っています。最北端のUSB R 41が通るグランドポートージ州立公園・国定記念物は、まさにその集大成です。自然と歴史に触れながら、忘れられない走りを体感してください。




