ガラパゴス諸島クルーズ体験記:夢が現実に
ガラパゴス諸島は昔から私の憧れの旅行先でした。火山が創り出す荒々しい景観、自由に歩く巨大なゾウガメ、海イグアナ…人間より野生動物がはるかに多い無人島を想像していました。クルーズで島々を巡るのが最適だと考え、数週間前にエクアドルへ飛び、夢と現実の違いを確かめました。
参考記事: ガラパゴス諸島 – 行く前に知っておきたい15のこと
ガラパゴスへはクルーズがベストと考え、島間を航行しながら陸上ツアーやシュノーケリング、ヨットでの滞在を楽しむ計画でした。
グアヤキルからの2時間フライトで、無人島のバルトラ島に到着しました。赤茶色の荒れ地が広がり、バルトラは世界で初めての「グリーン」空港を持ち、太陽光・風力・海水淡水など再生可能エネルギーで運営されています。
入園料100ドルを支払い、持ち込み荷物は検査されました。リンゴなどの生鮮食品は持ち込めず、陸上ツアーでも食べ物の持ち込みは禁止されています。
空港からバスでフェリー乗り場へ向かい、サンタクルス島へ短時間の渡航です。船上ではペリカンが警戒し、巨大なカニが岸辺を横切り、上空を鳥が舞う光景が広がります。マングローブの小島を通過する10分間で、イーグルレイが船側を滑る様子も見られました。
到着45分で、私は完全に魅了されました。
サンタクルス島ではバスで内陸へ向かい、最初の陸上ツアーに出発しました。雨上がりの緑豊かな森林に入ると、湿った土と花の香りが漂い、まるで別世界。道沿いにはバナナ畑とロバがいる小さな集落だけが点在し、自然が圧倒的に支配しています。
目的は「野生の巨竜ガメ」観察です。土の道を進むと、草原に点在するゾウガメが目に入ります。バスは数頭のガメを避けながら進み、道の終点では大小さまざまな個体が観光客と共に悠々と餌を食べています。

ランチはランチョ・マンザニーヨのテラスでベジタリアン向けの香ばしいライス料理を堪能。
防水ブーツでガメの池へ立ち入り、自然学者の解説を聞きました。ゾウガメは150年以上生きる個体もおり、ダーウィンが訪れた1835年より前に生きていたものもいるそうです。15種のうち残っているのは11種で、現在は約1万5千頭の絶滅危惧種です。生息地はガラパゴス諸島とアルダブラ環礁のみです。
成体は体長約1.5メートル、体重約250キロに達します。ハンモックで数時間観察し、食事・休息・交尾の様子をじっくり見ました。
その後、サンタクルス最大の港、プエルト・アヨラへ移動し、ヨットMajesticに乗り込みました。
全16名収容のヨットは、8つのキャビン、ジャクジー付きサンデッキ、エレガントなダイニングラウンジが備わっています。歓迎カクテルの後、快適なベッドで夜間航海に備えました。
翌朝6時、軽い船酔いはあったものの、デッキで日の出とフリゲートバードの飛翔を眺めました。サンティアゴ島とイサベラ島を巡り、フリゲートバードが頭上を舞います。
静寂と孤独が支配する景色です。
朝食後、無人島サンティアゴへ上陸。1950年代から人が住んでいません。
エスプミラ・ビーチは、フランシスコ・デ・ベルランガが最初に足を踏み入れた場所を思わせる、荒れた砂と緑、火山の背景が広がります。
ビーチではウミガメの巣と泳ぐ人々、幽霊カニが逃げ、ペリカンとブービーが潜ります。
シュノーケリングで透明な海にサメ、ウミガメ、イーグルレイが出現。カヤックではアシカやブービーが見られ、広大な海を体感しました。
昼食後はジャクジーでリラックスし、バルトロメのピナクルロックへ向かいました。
溶岩が作り出す壮大な岩石と、そこに潜むペンギン、サメ、エイ、熱帯魚の光景は圧巻です。

夕暮れ時の小舟クルーズで一日を締めくくりました。

次はラス・バチャス・ビーチへ。新鮮なウミガメの足跡、サリー・ライトフット・クラブ、孤独なフラミンゴが見られます。


絶滅危惧種の緑ウミガメとシュノーケリングを楽しみ、豪華な食事(ベジタリアンメニュー含む)でエネルギー補給。

プエルト・アヨラではアシカが至る所に。
最後の夜はフェアウェルディナーと、キッカー・ロックでのシュノーケリング(サメ・アシカ同伴)で締めくくり、サンクリストバルへ下船、再び小型機で帰路に着きました。



ガラパゴスの壮大な自然に心奪われ、また訪れたいと強く思いました。





