ラ・ケマダ遺跡
ラ・ケマダ遺跡とは
ラ・ケマダ遺跡は、メキシコ・サカテカス州の南部、ザカテカス市から約35マイル(約56km)離れた場所に位置し、北中部メキシコで最も重要な考古学遺跡のひとつです。
名称の由来
「ラ・ケマダ(燃えた場所)」という名称は、建築資材として石を採取した際に残された焼け跡に由来しています。
歴史的背景
古代住民が現在のヴィラヌエバ自治体にあたるマルパソ渓谷に定住したことがこの遺跡の起源とされ、北中部メキシコにおける最も代表的な集落と評価されています。
主な建築物
遺跡内には、広大な柱廊とメイン広場、伝統的な球技場(「I」字形)、献納ピラミッド(ヴォティブ)などが点在します。階段は上層への主要なアクセスと考えられ、北部には「ラ・ムラヤ(壁)」、シウダデラ北部には「エル・クアルテル(兵舎)」が残っています。
体験できる見どころ
人身供犠の儀式が行われたとされる「犠牲のピラミッド」や、石・スラブ・泥で築かれた構造物を見学できます。また、遺跡内にあるラ・ケマダ遺跡博物館は、現地の建築様式(スラブ、スタッコ、土台)を取り入れたデザインで、模型や映像を通じてサカテカスの先住民族集落を紹介しています。
さらに、夜間に星空を観察しながらガイドが演出する「シデリアル・アーケオロジー」ツアーは、過去と宇宙を結びつけるユニークな体験です。

