ラナス遺跡(トルキラ)概要
ラナス遺跡(トルキラ)概要
ラナス遺跡はメキシコ・クエレタロ州のシエラ・ゴルダ南東部に位置し、前コロンブス期の集落として400年から1300年まで人が居住していました。戦略的な立地により、地域の商業交通を支配していたと考えられています。
遺構と建築物
遺跡内には複数の広場、神殿、そして3つの球技場(ボールゲーム用コート)が確認されています。これらは当時の宗教儀式や社会活動の中心であったと推測されます。
鉱物資源と壁画
研究者は、この遺跡の繁栄が赤い鉱物であるガーネットまたはシナンバー(赤汞)に依存していたと結論付けています。シナンバーは壁画の顔料として利用され、鮮やかな赤色をもたらしました。
名称の由来
遺跡はサン・ホアキンから約3kmの地点にあり、コンキスタドール(征服者)たちが付けた名前「ラナス(Ranas)」が現在も残っています。また、同じく近隣にあるトルキラ遺跡は、ナワトル語とスペイン語が混ざった「トルキラ(Toluquilla)」という語で、「背中の曲がった丘」を意味します。トルキラは高原の上に位置し、保存状態が非常に良好です。
訪問情報
サン・ホアキンからトルキラ遺跡まで約10kmの道のりがあります。ラナス遺跡とトルキラ遺跡は共にシナンバー採掘の痕跡が見られ、古代の鉱業活動を知る重要な手がかりとなっています。

