パパントラ:バニラの誕生地と空中舞踏の魅力
バニラの誕生地 パパントラ
トトナカ族の深い文化と芳醇なバニラの香りが、メキシコ北部ベラクルス州の小さな魔法の町・パパントラを世界的に有名にしました。
パパントラはどこにある?
パパントラ・デ・オラルテは、ポサリカから車で約30分、ハラパからは約270km(167マイル)離れた場所に位置します。この町は、世界中の旅行者を惹きつける二大名所、バニラの産地とパパントラの空中舞踏(Los Voladores de Papantラ)の名で知られています。
パパントラのバニラ
トトナカ族が「シアナス」と呼ぶバニラは、原産地のラン科植物(Vanilla planifolia)の熟した果実です。その濃厚な香りはデザートやケーキに深い風味を加えることで料理人に重宝され、2009年からは原産地呼称(Denominación de Origen)で保護されています。
古代メキシコの儀式 ― 空中舞踏
「ボラドーレス・デ・パパントラ」の色鮮やかで危険な舞踏は、農業サイクルに由来する先祖代々の儀式で、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。五人の舞踏者が高いポールに登り、四人はロープで縛られたままポールを回転しながら降下し、指揮者(カポラル)は上部で木製のドラムとリード製の小さなフルートを奏でます。
各舞踏者はポールを13回転し、合計で52回転します。この数字は1年が52週であること、52年で太陽周期が一巡することにちなんだ神聖な数です。現在は国内各地で鑑賞できますが、やはり発祥の地で見る体験は格別です。
パパントラで楽しめるアクティビティ
パパントラでは、太陽を讃える巨大な羽根を身にまとった「グアグア」の舞や、黒人の子どもたちが踊る「ネグリトス」の舞など、色彩豊かな伝統舞踊も観賞できます。
また、バニラの香りと文化に触れた後は、古代遺跡「エル・タジン」へ足を延ばすのがおすすめです。独特のニッチ構造が特徴的で、訪れる価値の高いスポットです。




