メキシコ・チアパス州の歴史的街、コミタン・デ・ドミンゲス
概要
年間を通して暑く湿度の高い気候に恵まれる コミタン・デ・ドミンゲスは、チアパス州の独立運動の揺籃(ゆうらん)として知られています。かつてはメキシコに属する前にグアテマラ領の一部で、短期間独立国として存在した後、メキシコ共和国に編入されました。
アクセスと位置
首都メキシコシティからは直行便はなく、最寄りの空港はタウストラ・グティエレス(Tuxtla)です。タウストラからは車で約2時間25分、距離は約150km(93マイル)で、マジカル・タウン(Pueblo Mágico)に指定されています。
街の魅力
色彩豊かな中庭や、考古学的遺跡と植民地時代の建築が調和する風景が広がり、マヤ文明の中心部であるチアパスの「ハート」に位置しています。自然の多様性と文化の複雑さが街全体に深い意味を与えており、訪れる人はすぐにその独特な雰囲気を感じ取るでしょう。
歴史的背景
先住民族ツェルトル族が築いたこの地は、元々「Balún Canan(ラテン語で『九つの星の場所』)」と呼ばれていました。その後アステカ帝国に征服され、「Comitán」と改名されましたが、意味は「熱病の場所(Lugar de Fiebres)」です。20世紀初頭、メキシコの医師・政治家 ベリサリオ・ドミンゲスを記念して「ドミンゲス」の姓が加えられました。
建築と文化
赤い瓦と軽やかな装飾が特徴の伝統的建築は、新古典主義の影響を受けています。ハシエンダ(大農園)が点在し、詩人ロサリオ・カステリャノスが滞在したことでも知られ、知識人や芸術家たちを惹きつけてきました。




