ノチスタン・デ・メヒア:音楽が息づくマジカルタウン
音楽の街、ノチスタン・デ・メヒア
メキシコ・ザカテカス州南部に位置するノチスタン・デ・メヒアは、国内で最も音楽的なパブリック・マジック・タウン(Pueblo Mágico)と自称しています。時間帯を問わず、マリアッチやタンボラ・バンド、ソン、ハラベのリズムに合わせて誰もが踊り出す街です。
モレロス庭園で楽しむ音楽祭
1850年から続く音楽祭の中心はモレロス庭園(Jardín Morelos)です。この庭園では、年間を通じてさまざまな演奏が行われ、訪れる人々を魅了します。また、ここは1532年に最初のグアダラハラ市が創設された場所でもあり、後に先住民の反乱により現在のハリスコ州へ移転しました。
フランシスコ・テナマクストレ像
庭園内には、カスカン族の戦士フランシスコ・テナマクストレの像があります。16世紀中頃、ミシュトン戦争でチチメカ族がスペイン征服者に抵抗した際の指導者で、先住民の人権擁護者として今も称えられています。
植石(クオリー)建築とパリアン拱門
ノチスタンの中心部には、半世紀にわたるアーチが連なるパリアン(Parián)があり、植石を用いた植民地時代の建築様式が残っています。17世紀から19世紀にかけては、シルクや靴、香辛料、宝飾品などアジア・ヨーロッパからの品が取引される市場として栄えました。
市場と手工芸品
拱門の下には、今も営業中の老舗食料品店「ラ・パレスチナ」や、結晶化フルーツ、氷水、手作り工芸品を販売する市庁舎市場があります。特に鞍具、帽子、ベルトなどのサドル工芸はノチスタンの名産です。
聖フランシスコ・アシジウス教会
街のシンボルとも言えるのが、17世紀に建てられた「サン・フランシスコ・デ・アシス教区教会(Parroquia de San Francisco de Asís)」です。全体が植石で造られ、内部はメスキート材の床や、クリステロ戦争で射殺された殉教者サン・ロマン・アダメ・ロサレス神父の骨壺が安置されています。
独立の呼び声が響く家屋
教会の近くにある「ルイス家(Casa de los Ruiz)」は、1810年10月8日にザカテカスの反乱指導者ダニエル・カマレナがメキシコ独立への最初の呼びかけを行った場所として歴史的価値があります。
タコスが絶え間なく並ぶ街
ノチスタンは100軒以上のタコス店が点在し、ほぼ24時間営業です。観光で疲れた体が空腹になったときは、必ず美味しいタコスが待っています。




