ミロスはギリシャ諸島のソランジュ
サントリーニの観光客や派手さから離れ、真のギリシャ島体験を求めるなら、ミロスへ。
ギリシャ諸島と言えばサントリーニを思い浮かべる人が多いが、ミロスという名前はあまり知られていない。私も9月に2島旅行の計画を立てたときまで聞いたことがなかった。サントリーニは人気が高く魅力的だが、2島だけしか回れない私たちは、そことは対照的で、観光客が少なく、自然が豊かな島を選びたかった。
ミロスは火山性の鉱物に恵まれた島で、サントリーニからフェリーで約2時間、アテネからは飛行機で40分とアクセスも良い。かつては鉱山産業が主で観光地としては見過ごされてきたが、近年は美しいビーチ、魅力的な町並み、歴史的遺跡、そして絶品グルメが注目を集めている。(チョコレートプリンは必見!)
サントリーニで4日間過ごした後、ミロスで冒険を加えることにした。ATVをレンタルし、Cool Riderのリズムに乗って島を巡った。風に髪を揺らされながら、私はミロスはサントリーニにとってのビヨンセのソランジュのようだと実感した。遅れて登場したものの、目立ちすぎず、クールで美しい。
1日目
北東部のポロニアにある上品なホテル Milos Breeze にチェックイン。朝食はミニペストリー(ほうれん草パイ、手作りマーマレードのトースト)を楽しみ、オーナーのディミトリスと相談し、南部・北部・島周遊の3つのコースを決めた。
まず港町 アダマス でATV(1日45ユーロ)を借り、海岸線を走り抜ける。最初に立ち寄ったのは フィリプラカ ビーチ。竹のパラソル付きの日向ベッド(2枚で10ユーロ)を確保し、ビールとチップスをカフェで楽しんだ。そこからすぐ隣の ツィグラド ビーチへ。ロープとはしごで降りると、静かな入り江が広がっていた。
ビーチで遊んだ後は アギア・キリアキ へ向かい、シンプルなタベルナで自家製タツィキを味わった。
ホテルで一息入れた後、ポロニアの小さな歩行者通りを散策。レストランは10店ほどしかなく、ちょうど良い規模だと感じた。海辺の Hanabi Seaside Sushi で新鮮な生シーフードを、漁船が揺れる景色を眺めながら堪能した。
2日目
朝、ホテルのビーチタオルを持って北海岸へ。まずは ミタカス ビーチへ。設備はなく、広大な砂浜に数組のグループだけがいた。
続いて サラキニコ ビーチへ。食べ物トラックがあるヒップな雰囲気で、白い岩と青い海のコントラストがまるで月面のよう。セルフィーをたくさん撮った。
昼食は メドゥサ で、干し鯖のスモークやサガナキ、リガナト、ローストナスを白ワインと共に楽しんだ。タコが太陽で乾かされる様子を見て、厨房で出会った年配の女性二人が最高の料理を作っていると実感した。
その後、ローマに次いで2番目に古いとされる カタコンブ(入場料4ユーロ、15分ツアー)を見学。夕方は フィロポタモス の岩場でビーンバッグに座り、読書を楽しんだ。
日が沈む頃、標高200メートル以上の島の首都 プラカ へ。Utopia Cafe でカクテルを片手に黄金色の夕日を眺め、散策しながら Ceramica Kymbe でお洒落な陶器を購入した。
夜はポロニアに戻り、ステーキハウス Jordan’s Meat...ing でライブミュージックと共にディナー。帰りに通りかかったベーカリーのミルクチョコレートプリンは絶品で、蜂蜜の瓶詰めもお土産に最適だった。
3日目
午前、Excellent Yachting が運営するヨットに乗り、約20人のグループで島周回のクルーズに参加。多彩な岩壁や Kleftiko の海食い洞窟(陸からは行けない)を満喫した。時間に余裕があれば半日ツアーがおすすめ。
陸に戻ったら再びアダマス港へ。最後の夜は人気店 Flisvos でジューシーなギロスを堪能。オーナーがスタッフに完璧を求める姿は、ギリシャ版バジル・フォールティのようで、雰囲気を盛り上げた。
4日目
昼食までに空港へ向かう必要があったため、最後はホテルのインフィニティプールでゆっくり過ごした。プールからはポロニア港の景色が一望でき、ほとんど客はいない静かな時間だった。旅の終わりに、私たちはこの隠れた宝石のような島に恋をした。




