体調不良で旅先にいる…どうすべき?
親愛なるFathomへ:体調を崩し、家から離れた場所にいます。どうすればいいでしょうか?
旅行中に体調を崩すのは本当に嫌なことです。気候の変化や現地の食事、機内の乾燥した空気が原因になることもありますし、スキー事故や石畳で足首を捻るといったケガも起こり得ます。医療体制を事前に準備するのは面倒に思えるかもしれませんが、事前に知っておくと安心です。今回は、Urgent Care Manhattan の共同創業者であり、サーフトラベラーでもあるマーク・メルローズ医師に、旅先での医療対策について伺いました。
緊急治療室(ER)へ行くタイミングは?
急性の症状や外傷で、放置すると生命や四肢に危険が及ぶ可能性がある場合は、すぐに緊急治療室へ向かいましょう。判断に迷うときは「安全第一」を心がけ、少しでも不安なら受診してください。待ち時間が長い場合は、読書や電子機器で時間を有効に使うと良いでしょう。
軽度の緊急事態(例:薬を忘れた、喉の痛みがある、尿路感染の疑い)やすぐに診てもらいたい症状は、ウィークリー・ウィークイン・クリニックや緊急診療所(Urgent Care)を利用してください。
ホテルのドクターは信用できる?
ホテルが常駐医師を紹介している場合、通常は厳選された医師が派遣されています。ホテルは顧客満足度を重視するため、医療サービスの質が低いとすぐに評価が下がります。したがって、ホテルの評価が高ければ医師の質も期待できます。ただし、部屋での診察は割高になることが多く、現金またはクレジットカードでの即時支払いが必要です。
旅行前にできるシンプルな予防策
以下の6つのステップで、旅先での医療トラブルを最小限に抑えられます。
- 処方薬はオリジナルの容器に入れ、薬名・用量のリストを常に携帯。予備を別々の場所に保管し、荷物紛失に備える。
- 既往症・手術歴・主治医の電話番号をまとめたリストを持参。
- 簡易救急キットを用意する。
- サイズ違いの絆創膏
- 消毒薬
- 抗菌軟膏
- ヤスリやピンセット(とげ抜き用)
- イブプロフェン(アドビル)またはアセトアミノフェン(タイレノール)
- 抗ヒスタミン剤(アレルギー用)
- 乗り物酔い薬
- 下痢止め
- 皮膚感染・尿路感染・呼吸器感染・旅行者下痢に対応できる広域抗生物質の処方箋(緊急時用)
- 避妊具、日焼け止め、予備の処方メガネなど、医療以外でも役立つアイテム
- 長時間同じ姿勢で座り続けない(電車・バス・飛行機)。深部静脈血栓(血栓症)予防になる。
- 障害や身体的制限がある場合、バリアフリーの宿泊施設を選ぶ。
- 渡航先のCDC(米国疾病予防管理センター)や各国保健当局の旅行健康情報・予防接種要件を事前に確認。
海外でも保険は適用されるか?
出発前にご自身の保険契約内容や、プレミアムクレジットカードの付帯保険を確認しましょう。重複して不要な保険に加入しないよう注意が必要です。
医療緊急時のために旅行保険は必要か?
リスク許容度や既往歴、旅行の内容によります。アンデスで氷壁登攀やケープタウンでホオジロザメとダイビング、遠隔地への遠征など危険度が高い場合は、医療・救急搬送(メディエヴァック)保険を検討してください。慢性疾患がある方も、現地医療の質が不安な場合は加入をおすすめします。
その他のポイント
現地の医療リソースを事前に調べておくと安心です。アウトドアツアーの場合、ガイドがEMTやパラメディックの資格を持っていることが多いので、緊急時の連絡先や最寄りの病院情報を手元に用意しておきましょう。
あなたの質問は?
旅行中の医療に関して疑問があれば、いつでもご相談ください。askfathom@fathomaway.com までお問い合わせを。




