アッサム州ボドランドへの第一印象
グワハティのラッシュアワーの渋滞を抜け、ボドランドへ向かう途中、まずはGoogleで簡単に情報を検索してみました。『Bodoland』と入力すると、すぐに『反乱』や『領土紛争』といったキーワードが目に入り、なぜこの地域が外部の訪問者に警戒心を抱かせるのかがすぐに分かりました。
検索を止め、実際に目に映る風景に身を委ねると、意外な発見が待っていました。時に驚きは旅の醍醐味です。
ボドランドとは
ボドランドはコクラジャル、チラン、バクサ、ウダルグリの4つの地区から成り、すべてブラマプトラ川の北側、ブータンとアルナーチャル・プラデーシュの山麓に位置しています。正式名称はボドランド領土地域(BTA)で、アッサム州の自治領です。
インドの「チキンネック」の延長線上にあるとイメージすると分かりやすいでしょう。主に先住民族ボド族が暮らす地域で、2003年にインド政府から正式に自治が認められました。



ボドランドでの最初の印象
私の旅は毎年開催される『ドゥィジング・フェスティバル』から始まりました。公式サイトを見ると、ヴィシャル・シェカールやミカといった有名アーティストが出演すると記載されており、正直驚きました。
フェスは、現代的な要素と伝統的な雰囲気が絶妙に混ざり合うイベントでした。カラフルな地元の人々に囲まれ、ボド族の料理を味わうことで文化への入り口が自然にできました。
フェスの詳細は別途旅行ブログ『Dwijing Festival』をご参照ください。



ボドランド全体はまだ観光地としては知名度が低いですが、マナス国立公園のようにユネスコ世界遺産に登録された虎保護区があります。自然写真家はもちろん、部族文化に興味がある旅行者にも魅力的です。



ボドランドの人々は親切で温かく、どこか控えめな性格です。話しかければ笑顔で応えてくれ、セルフィーを撮ってもらえることもあります。観光客が少ないため、最初は少し遠慮がちに見えるかもしれませんが、それは単に恥ずかしがり屋なだけです。

滞在中に訪れた村々では、ホストファミリーだけでなく、村全体が温かく迎えてくれました。部族の暮らしを身近に感じられる貴重な体験です。
部族の暮らしや未踏の地域に興味があるなら、ナングドゥルバリ村を訪れることをおすすめします。現在は民宿はありませんが、事前に相談すれば滞在先を手配できる可能性があります。村の風景を散策し、ボド料理を堪能してください。
食事も大きな魅力です。特に肉食や豚肉好きにはたまらない料理が揃っています。シルクワームや葉野菜で煮込んだカニなど、独特の味わいが楽しめます。

さらに、田舎の風景と調和した美しい景観が至る所に広がります。



ボドランド周辺の旅程
私はインドのブロガー8名と共に、ボドランドをテーマにしたブログトリップに参加しました。目的は、コンテンツクリエイターが現地を体験し、その魅力を読者に伝えることです。1週間にわたり、野生動物保護区や部族の村、歴史的名所を巡りました。


訪れた主なスポットは以下の通りです。
- ドゥィジング・フェスティバル
- 黒土で有名なカラマティ
- マナス国立公園
- ナングドゥルバリ村
- カルビ・アングロング地区のウムスワイ渓谷
- ポビトラ野生動物保護区
- アッサム州の黒魔術の村、ミョン村
さらに、旅の途中でブータンのゲレフへ立ち寄り、国境を越える体験もしました。


ボドランドは安全か?
2018年にナガランドをバックパックで旅した際に「ナガランドは安全か?」と何度も聞かれました。そのたびに「ゴアやケララと同じくらい安全です」と答えていました。
ボドランドも同様です。過去に領土紛争や反乱がありましたが、今は過去の出来事です。現在訪れる人は、日常生活に忙しく、危険を感じさせる要素はほとんどありません。
結論:ボドランドは安全です。東北インドの他の地域と同様に、旅行者は安心して滞在できます。



竹の家で暮らし、薪で魚を調理し、手織りの布を作る… それがボドランドの日常です。現地の人々に触れれば、危険や不安は全く感じられません。


約1週間の滞在中、私はまるでヒマラヤやケララの山里にいるかのように、安心感と居心地の良さを体感しました。過度にニュースに左右されず、ぜひボドランドへ足を運んでみてください。




