フットセロ:ナガランド最高地点の町を訪ねて
フットセロへの旅の始まり
朝の紅茶をすすりながら、ナガランドの山々に雲がくるくると舞う光景を眺めていた。遠くで聞こえてくる友人たちの笑い声と、14インチの大きなマチェーテを手にした男性たちの足音が、静かな谷に響いた。女性や子どもたちの笑い声が谷間にこだまし、鶏の鳴き声が間欠的に聞こえる――ここは世界で最も美しい場所ではないかもしれないが、住む人々が豊かに暮らし、食べ、楽しんでいる――そんな思いが胸に浮かんだ。
フットセロとは
フットセロはコヒマからわずか50kmの場所にあるが、観光客はほとんど訪れない隠れた町だ。チャケサン族が暮らすこの町は、ナガランドで最も標高が高く、最も寒い場所として知られている。12月になると、山間部に小さな雪が降り、緑が一瞬白い魔法の世界に変わる。
フットセロへのアクセス
コヒマに滞在中、ホーンビル祭りに参加したまま数日延長したいと考えていたところ、エスケーピング・ライフのヨハン、トラベルシュー・バムのシュバム、ザ・トラベリング・スラッカーのジタという3人の旅行ブロガーと出会い、彼らと共にフットセロへ向かうことになった。
Tip: コヒマとフットセロ間は共有タクシーが頻繁に運行しており、片道200ルピー程度。距離は50kmだが、道路状況が悪く、所要時間は約3時間。雨季は土砂崩れが頻発するため、時間に余裕を持ち、十分な注意が必要。
フットセロでのおすすめアクティビティ
グローリーピークへのハイキング
標高2100メートル以上に位置するフットセロは、ナガランドの“小さなスイス”と呼ばれる。町のシンボル、グローリーピークは周囲の谷を一望できる絶景スポットだ。自家用車で直接ビューポイントまで行くこともできるし、軽いハイキングで20〜30分歩くだけで到達できる。キャンプ場も整備されており、10〜15人規模のグループが利用できるほか、小さな小屋や樹上の座席も用意されている。
町の散策
桜の花が咲く季節(11月〜12月)には、フットセロの街路にも薄紅色の花が点在し、まるで山岳リゾートのような景観になる。地元の人々はとてもフレンドリーで、米ビールを自宅で振る舞ってくれることも多い。珍しい果実を試したり、ナガのチリを味わったり、街角で写真を撮るだけでも十分に楽しめる。
地元の米ビールを味わう
ナガランド全土で最も安くて美味しい米ビールは、地元住民の家でしか手に入らない。フットセロで出会った男性たちに案内してもらい、家庭的な飲み場で大きな1.1リットルのマグを30ルピーで購入した。量が多すぎて飲みきれなかったので、仲間とシェアしながら語らいに花を咲かせた。
ツプフメへのハイキング
フットセロとツプフメは道路で結ばれているが、7kmの散歩道は美しい稲田と色とりどりの花々に囲まれ、桜が点在する様子はまさに絵本の世界。歩くのに3時間未満で到着でき、タクシーでの往復は約800ルピー。ツプフメには宿泊施設は少ないが、現地の家族が少人数(2人程度)を歓迎してくれることがある。キャンプも可能だ。
宿泊情報と費用
バックパッカー向けに手頃な価格のホテルがいくつかある。筆者は『ミニ・ツーリスト・ロッジ』に宿泊し、ダブルルーム800ルピー、朝食120ルピー、昼食・夕食は200ルピーで提供された。宿は町外れに位置し、町全体を見渡すことができるパノラマビューが魅力だ。




