猫と一緒に国際旅行するための実践ガイド
犬の飼い主は、車の窓から顔を出して風に耳を揺らす姿をよくSNSに投稿しますが、旅行中の楽しそうな猫はなかなか見かけません。猫は移動が苦手で、私も2匹の猫(Cooper と Loca)を飼っていますが、実際に旅行させるのは飼い主にとっても大変です。それでも、やむを得ないこともあります。

2009年にイギリスへ引っ越したとき、国際的な手続きの多さや、2015年に逆戻りすることになるとは思いもしませんでした。ここでは、猫と一緒に国際線を利用する際の実践的な手順をまとめました。
- 本当に必要かを確認する。猫は自宅が最適な環境です。まずは健康と快適さを優先しましょう。
- 書類準備には数か月かかることを想定する。
- 費用は航空会社の手数料、獣医の診察料、専用ケージ代などで数千ドルになることもあります。
それでは、実際の手順をご紹介します。
入念なリサーチ
旅行先のビザや予防接種はもちろん、ペットに関してはさらに厳しい基準があります。イギリスは狂犬病が不存在のため、ニューヨークの獣医で採血し、カンザス州にあるEU認定の検査所へ送付する必要がありました。ワクチン接種もタイミングが決まっています。国によってはペットパスポートが必要です。米国内に再入国する場合も、州や市ごとに規定が異なるため、公式情報を必ず確認してください。
航空会社のケージ基準
獣医用のキャリアでは通用しません。国際線用のケージは、立ち上がって回転でき、十分な余裕があるサイズが求められます。基準は随時変更されるため、2009年に使用したケージは2015年にロック方式が変わったことで新調が必要になりました。国内線ではシート下に収まるサイズが必要です。
慣れさせるトレーニング
出発数週間前からケージを用意し、毛布やおもちゃ、好物で中に入れる練習をします。飛行機内では、匂いが残る毛布だけを入れると安心です。
航空会社の選択と予約
ペットに優しい航空会社を調べ、極端な温度変化がないか確認します(貨物室の温度は客室と同等が望ましい)。事前に電話でペット枠が残っているか確認し、チケットと同時に予約してください。直行便を選び、乗継がある場合はペット専用のハンドリング業者が必要になることがあります(出発4時間前に預け、到着後すぐに受け取る必要があります)。国内線では、セキュリティチェックまで飼い主と一緒にケージを持ち込めますので、爪は短くしておきましょう。
搭乗前の準備
鎮静剤は使用しないでください。高度による副作用のリスクがあります。出発前にたっぷり遊んで体力を消費させます。水はケージに入れたままにし、食事は与えません。獣医の診断書や予約確認書、ハンドラーの連絡先はすべて手荷物に入れておきます。猫は退屈するとすぐに寝てしまうので、リラックスさせてあげましょう。
規制は頻繁に変わりますので、最新情報は獣医師、航空会社、各国大使館に確認してください。安全な旅を!




