DOTの新方針:誤料金はもう正当な取引ではない
誤料金とは?
ハワイへのフライトが7ドル、ヨーロッパのチケットが20ドル+税、ベリーズ往復が58ドルという、伝説的な「誤料金」は、オンラインに一瞬現れすぐに消えてしまいます。
その瞬間を狙って予約するスリルは格別です。「バルセロナ往復250ドルのチケットは本物か?」「航空会社に気付かれる前に予約できるか?」と期待が膨らみます。
誤料金が生まれる背景
ほとんどの場合、データ入力ミス、桁位置の誤り、通貨単位の混乱など、運賃登録システムのエラーが原因です。
誤料金情報は、フォーラムやTwitter、専用の情報共有ネットワークでリアルタイムに追跡され、「航空会社にだけは伝えない」という合言葉のもと、世界中の旅行者が共有しています。一度のミスで何千枚もの超格安チケットが販売されることもあります。
これまでのDOT規則
従来、米国運輸省(DOT)の規則では、購入後に航空会社が運賃を変更することは禁じられており、誤料金であっても航空会社はその料金を守らなければなりませんでした。
2024年5月8日からの新方針
新しい方針により、航空会社は「運賃が誤って登録されたこと」をDOTに証明できれば、誤料金で購入されたチケットをキャンセルできるようになりました。
ただし、キャンセルした場合はチケット代金の全額返金に加え、予約に依存して支出した合理的かつ検証可能な実費(ホテル代、レンタカー代、ツアー代など)を補償しなければなりません。

実例:ユナイテッド航空のケース
今年、デンマークのサイトでクローネ建てで表示されたユナイテッド航空のファーストクラス往復51ドルの運賃が、システムエラーと「米国外市場向けの悪意ある取引」としてキャンセルされました。
今後、誤料金は消えるのか?
無料手荷物やエコノミークラスの食事が消えたように、誤料金も姿を消す可能性がありますが、現時点では予測が難しいです。航空会社は広報リスク、キャンセル手続き、膨大な補償コストを考慮し、極端に安価なチケットは撤回しやすく、数百ドル規模の小さな割引はそのまま残るかもしれません。
予約時の注意点
疑わしい運賃で予約した場合は、領収書や支出証拠を必ず保管してください。購入後に実費がかかると、補償請求が有利になることがあります。ただし、航空会社がキャンセルした場合は、返金はされても予約したホテルがノンリファンドであれば損失が残るリスクがあります。
代替の本当のお得情報
予算旅行者はまだチャンスがあります。未発表のセールや運賃競争、JetBlue、Virgin America、Spirit、エミレーツの「2枚で1枚」キャンペーン、格安航空会社のフラッシュプロモーションなどです。
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