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旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

食事は単なる栄養補給ではなく、文化を探る窓口であり、旅の体験に欠かせない要素です。年月が経っても、ある一皿や食材が、あの忘れられない最初の一口へと鮮やかに誘ってくれます。

編集部が出会った、心に残る料理の初体験をご紹介します。興味が湧いたら、From the Source の料理本シリーズで、あなた自身の食の冒険を始めてみてください。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

タイ・トム・カ・カイ(ココナッツスープ)

今年初めてタイを訪れたとき、数多くの美味を体験しましたが、トム・カ・カイ が最も心に残りました。ジャングルのロッジで長時間のトレッキングの後、シェフが白いスープと淡い玉ねぎ、鶏肉の塊を添えて出してくれました。最初の一口で、酸味、辛味、旨味、そしてハーブの香りが交錯するシンフォニーが広がります。ポイントは「見た目でスープを判断しない」ことです。

DIYか購入か? 本格的な風味は時間と新鮮な食材が必要です。生姜をすりおろす技術は身につけましたが、まだ自宅で再現したことはありません。夜中の食欲が高まったら挑戦してみようと思います。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

スペイン・ジホンのトルティーヤ(スペイン風オムレツ)

1991年にスペインへ移住した際、シンプルなトルティーヤにすっかり恋をしました。ジャガイモ、卵、時には玉ねぎだけで作られるこの料理は、地元のカフェで何度も味わいました。ピンチョ・デ・トルティーヤ(トルティーヤをパンに挟んだもの)は、闘牛やフラメンコよりもスペインらしさを感じさせてくれました。ジャガイモの揚げ具合と裏返すタイミングを完璧にするのは難しかったものの、朝のコーヒーや夕方のワインと相性抜群です。

DIYか購入か? 材料はシンプルですが、火加減とタイミングが鍵です。自宅での挑戦はうまくいくこともあれば失敗することもあり、やはり本場の味を求めてスペインへ足を運びたくなります。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

パリ・マンゴー&パッションフルーツ・エクレア

2013年、パリの蒸し暑い夏に、偶然足を踏み入れた老舗パティスリー「Stohrer」。鏡張りのアーチの下で、マンゴーとパッションフルーツのエクレアが金色の虎縞グレーズに包まれ、カスタードがたっぷりと流れ出していました。歯医者さんの視線が気になるほどの甘さでしたが、まさに初恋のような贅沢な体験でした。

DIYか購入か? 粉にまみれた私の再現は、Le Cordon Bleu出身の講師から学んでも結局混乱に終わります。本物の繊細さは、やはり熟練のパティシエに委ねるしかありません。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

メキシコ・ロレートのバハ・フィッシュタコス

バハ半島に到着した直後、ハリケーンが上陸。湿ったホテルで身を潜めた後、嵐の残骸の中で空腹に耐えかねて地元のバーへ。まずはライムを添えた氷のセレーザ、続いてビールバッターのタラがコーン・トルティーヤに乗り、カリカリのキャベツ、クレマ、ライムがトッピングされました。一口で熱い魚と冷たいサクサク感が融合し、塩味のトルティーヤと酸味のライムがメキシコの精神が今も生きていることを証明しました。

DIYか購入か? 海風と潮の塩気が味に深みを与えるこのタコスは、現地でこそ最高です。自宅で作ってもやはり物足りません。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

大阪・お好み焼き

大阪の学生時代、隣人が作るお好み焼きに出会いました。キャベツと玉ねぎ、豚肉を細切りにし、バッターと混ぜ合わせてテーブル上の鉄板で焼き上げました。仕上げに海苔、かつお節、ソース、マヨネーズをたっぷりかけて完成。熱々で中心がふんわりとした食感は、日本の洗練された料理よりも私の欲求を満たしてくれました。

DIYか購入か? 「好きなものを焼く」という意味の名前通り、家庭でもまずまず作れますが、やはり本場の鉄板と仲間の声援が恋しくなります。

旅先で忘れられない第一口:道路沿いの思い出の料理

イタリア・ソンドリオのパンテトーネ

仕事を辞めてイタリアに滞在した1か月間、アルプスの小さな村で親戚の家族とクリスマスを過ごしました。シルビオとレナが用意したフルーツが散りばめられたパンテトーネは、まるで儀式のように登場し、ふわふわのローフ状の食感が議論の熱さと相まって格別でした。(パンネットは「小さなローフケーキ」の意味です。)私にとって最高のクリスマス菓子です。

DIYか購入か? イタリア人はこのパンを完璧に作ります。自分で作る必要はなく、毎年 Loison(1938年創業)などの高品質ブランドを選んでいます。


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