チフーリ・ガーデン&グラスで体感するガラスの驚異
ガラスハウス内部の眺め
著者: トレイシー・ウィッカシャム
Dream Big – 夢を大きく描く
シアトルの新たな観光名所、チフーリ・ガーデン&グラスのプロモーションテーマは「Dream Big(大きく夢見る)」。ガラスの巨匠が手掛けた圧倒的な作品群は、すぐに来訪者のお気に入りとなっています。
展示内容と見どころ
館内には8つのギャラリーがあり、チフーリの芸術の変遷をたどります。初期の柔らかな円筒形は、彼が収集するネイティブ・アメリカンのバスケットに着想を得たものです。その後の『ミレ・フィオーレ』シリーズなどへと発展し、最後に壮大なガラスハウスと庭園が続きます。
ガラスハウスでは、青空に映える約30メートルにわたる明るい黄色・オレンジ・赤・琥珀色の吊り下げインスタレーションを鑑賞できます。夕暮れ時の庭園ではライトアップされた作品が彩り豊かに輝き、色彩・形態・技巧が爆発する世界に没入できます。
チフーリとシアトルのガラス芸術史
デイル・チフーリはシアトル地域で最も有名な現代ビジュアルアーティストです。1971年にピルチャック・ガラス・スクールを共同設立し、ガラスを現代美術の一形態として確立した功績は絶大です。ピルチャック創設、2002年のタコマ・ミュージアム・オブ・グラス開館、2009年のワシントン大学によるホットグラス学位プログラム創設など、シアトルは米国スタジオガラス運動の中心地として世界的に認知されています。
夕暮れの庭園
チフーリは地元出身のアーティストであり、ベナロヤ・ホールのシャンデリアやシアトル水族館のシーフォーム、タコマ・ミュージアム・オブ・グラスのブリッジ・オブ・グラス、クリスタル・タワー、ベネチアン・ウォール、タコマ美術館のコレクションなど、シアトル随一の公共空間に数多くの作品が飾られています。2023年5月にオープンしたガーデン&グラスは、これまでにない規模でチフーリの全作品を一堂に展示する唯一の公共施設です。
アクセスとおすすめプラン
シアトルセンターの中心、シアトル・スペースニードルのすぐ下に位置しています。まずは「デイ/ナイト」入場券を検討してみてください。24時間以内に昼と夜の両方で展示を楽しめます。スペースニードルとのコンボチケットもあり、徒歩数分で両施設を回れます。
お腹が空いたら「コレクションズ・カフェ」へ。ランチやディナーを提供し、テーブルや壁面(上を見上げるのもお忘れなく)にはチフーリが収集したカーニバルのチョークウェア、ヴィンテージアコーディオン、1950年代のラジオ、インクウエル、シェービングブラシ、ブリキのおもちゃなどが展示されています。36点のドローイングが壁一面に並び、食事とアートが同時に楽しめる空間です。
特別イベント:新年の夜
ガラスハウスからスペースニードルを眺めたことがありますか?12月31日深夜、スペースニードルがライトアップし、米西海岸最大の花火が上がります。チフーリ・ガーデン&グラス初のニューイヤーズ・イブ・パーティーのチケットが販売中です。アート、音楽、カフェの特別アペタイザーとデザート、そしてドリンクを楽しみながら、忘れられない夜を過ごしましょう。




