ニューヨーク5区の隠れた宝石5選
世界を旅する作家・社会貢献活動家のスローン・デイビッドソンが、ニューヨーク市という広大な五つの行政区に広がる歴史・デザイン・自然・文化の交差点を自宅近くで探検。地元の人でも知らない隠れた名所を5つ紹介します。
ニューヨーク市――私は一生観光客です。マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、スタテンアイランド、ブロンクス、どこでも学びと冒険のチャンスがあります。観光名所はもちろん、奥まった場所こそが本当の価値を持ちます。世代を超えて学べる場所や自然に触れられる場所、地元でも「必見」リストに載っていない場所を掘り下げてみました。私のお気に入り5選をご紹介します。
1. マンハッタン:マーチャント・ハウス・ミュージアム
マーチャント・ハウス・ミュージアム(旧シーベリー・トレッドウェル・ハウス)は、ニューヨーク市内で唯一、外観も内部も19世紀の家屋として保存されている住宅です。1800年代半ばから1900年代初頭の暮らしをまるでタイムスリップしたかのように体感できます。セルフガイドツアーは約45分で、フロントのスタッフと会話すればもっと長く滞在できます。夏季にはゴーストツアーやライブ音楽イベントも開催。東4丁目にある庭園は見逃せません。家の裏にある美しい庭と、隠し場所にあるパイの金庫を探してみてください。
2. クイーンズ:ノグチ美術館
ロングアイランドシティの静かなオアシス、野口勇財団・ガーデン美術館は、同名の日本系アメリカ人彫刻家が設計し、1985年に限定公開されました。ノグチの彫刻、建築模型、舞台デザイン、図面などを保存・展示しています。近年急速に開発が進むエリアですが、1960年代にノグチがここで創作に没頭していた様子を想像すると胸が高鳴ります。広々としたギャラリーは12室あり、デートスポットとしても最適です。
3. スタテンアイランド:アリス・オーステン・ハウス
アリス・オーステンは、ニューヨークの街角で「Humans of New York」の先駆けとなった写真家です。1880年代に子供の頃にカメラと出会い、女性が写真家として活動するのは珍しかった時代に、友人や日常を数百枚撮り続けました。アリス・オーステン・ハウスは、彼女が長く暮らし創作した歴史的住宅で、ニューヨーク市最古級の家の一つに指定されています。館内ではローテーションで写真展が開催され、敷地内のイベントや芝生から望むニューヨークの眺めも楽しめます。
4. ブロンクス:ウェイブヒル
緑豊かで静かな28エーカーの敷地、ウェイブヒルは2棟のレジデンス、公共庭園、文化センターを備え、ハドソン川とニュージャージー州のパリセーズ山脈を見下ろす絶好のロケーションです。全米歴史的建造物登録にも登録されており、音楽コンサートやワークショップ(養蜂、植物学)、子ども向けプログラム、ビジュアルアート展などが定期的に開催されます。敷地を散策しながら午後を過ごすのにぴったりです。
5. ブルックリン:ブルックリン・サイクロンズ
サイクロンズは、ニューヨーク・メッツと提携したマイナーリーグ野球チームで、コニーアイランドのボードウォークすぐ近くにあるMCUパークで試合を行います。多くの人がコニーアイランドで絶叫コースター「サイクロン」やナサニエルズのホットドッグを楽しみますが、実はここでの野球観戦が隠れた名所です。チケットは手頃で、フードやビールもリーズナブル。海風が心地よいオープンエアの球場で、夕方のひとときを満喫できます。
さらに続く魅力
Now Serving: The Brand New Vintage
Eating My Way Around the World Without Ever Leaving Queens
Best Day Ever: Red Hook, Brooklyn




