ジャマイカ・インで過ごす、クロケットとカクテルのリラックスタイム
全て込み込みのリゾートが圧倒的に多い?そんなのは不要。ビーチすぐそばに古き良きエレガンスがあるのだから。作家アン・ロデリック=ジョーンズは、歴史あるジャマイカ・インで地元料理やオーガニックスパ、そして紳士が振る舞うカクテルを堪能した。
オチョ・リオス、ジャマイカ – 休養したいときは、全て込み込みのリゾートや広大なゴルフコースは避ける。小規模で上品な、そして植民地時代のホテルが好きな私にとって、ニューヨークから約4時間の飛行でたどり着くジャマイカ・インは理想的な場所だ。日中は水着とサンダルで日差しを浴び、カクテルタイムになると紳士のタキシード姿のバーテンダーがジン・マティーニを提供してくれる。
チェックイン
概要
1950年開業以来、セレブリティが足繁く通う古き良きカリブ海リゾートのひとつ。バーの壁にはマリリン・モンロー、イアン・フレミング、キャサリン・ヘプバーンらの白黒写真が貼られ、かつて彼らが最高のリゾートウェアでカクテルを楽しんだ姿が伺える。今も高名なゲストは多いが、スタッフは宿泊者情報を口外しない。

エントランスと受付


青いコテージの外観
名声の由来
最大の特徴は、常に黒ラブラドールの名前は「シャドウ」の犬が敷地内を走り回ること。現在は4代目のシャドウが白砂を駆け、海で遊び、時にはプールに飛び込む姿が見られる(プールは本来入ってはいけないが、ゲストはほとんど泳がない)。海が一番の遊び場だ。
施設概要
全47室のスイートと数棟のコテージで構成。スイートは広々としたベランダが特徴で、ソファやデスク、朝食テーブルが備わっている。部屋にテレビはなく、Wi‑Fiは高速でNetflixも快適に視聴できる。
オーシャン・スパでは、屋根が茅葺きのトリートメントルームから海を望みながら、地元産・オーガニックの施術が受けられる。チックチックしたスパ音楽はなく、波音だけがバックグラウンドミュージック。パドルボード、カヤック、ヨガ、スタッフと一緒にクロッケーを楽しむなど、アクティビティはシンプルながら充実している。


コテージ7のリビングとベッドルーム(筆者の隠れ家)
部屋と眺め
私が宿泊したのはコテージ7。2000平方フィート超の豪華空間で、1泊あたり約1,138ドル(料金は変動)。2階に寝室と大浴槽、屋外シャワー、デッキがあり、1階は日光浴用ラウンジと16フィートのインフィニティプールを備える広大なアウトドアリトリート。階段を下りると、カリブ海の青緑色の入り江へ続くプライベートコーブに到達し、水着は不要だ。
食事
旅先で地元料理を味わうのは醍醐味。シェフのモーリス・ヘンリーは、カラルー、ジャークポーク、アキーと塩魚、チキンスチュー、エスコビチェなどを、舌をしびれさせるスコッチボネットペッパーで仕上げてくれる。ワインリストも充実しており、カリブの食事がさらに格上げされる。
おすすめの滞在スタイル
ビーチ好き、ハネムーン、リラックスしたい人に最適。都会のストレスから解放され、ゆっくり起きてジャマイカの朝食を楽しみ、暖かな海で泳ぎ、ヨガをし、何度も繰り返すというシンプルな日課が最高。
向かない人
夜更かし好きなパーティーピープルは、毎晩バンドが演奏するものの、午後10時30分頃に閉店するため不向き。10歳未満の子どもは入場不可なので、幼児連れの家族も対象外。


ホテル周辺の様子
チェックアウト
近隣の雰囲気・自然環境
フルーツやビール、ビーフパティが並ぶ屋台が多数。自炊したい人向けに、シェフのヘンリーが近くのファーマーズマーケットへの週次ツアーを開催し、新鮮な魚介や野菜を購入できる。
周辺のおすすめスポット
必見はコヤバ・ウォーターフォール&ガーデンズ。観光客が殺到するダンズ・リバー・フォールズと違い、ここは人がほとんどいない秘境で、滝を囲む美しい庭園が楽しめる。
旅行計画
フライト:オチョ・リオスはジャマイカ北海岸の中心に位置。モンテゴベイのサングスター国際空港(MBJ)から車で約1時間半、キングストンのノーマン・マンリー国際空港(KIN)からは約2時間。プライベート機なら、イアン・フレミング国際空港(OCJ)がオチョ・リオスに直結。
予約情報
料金は1泊329ドルから。予約は公式サイトから。
所在地
ジャマイカ・イン
P.O. Box 1, Main Street
Ocho Rios, St. Ann
Jamaica, West Indies
+1-800-837-4608 または +1-876-974-2514
reservations@jamaicainn.com
さらに詳しく
Fathom Jamaica Guide




