ウガンダ・国内避難民キャンプでの10日間体験記
ウガンダへの旅立ち
映像作家のボビーから、ウガンダの国内避難民キャンプ(IDPキャンプ)での生活を記録してほしいと依頼された時、私は「はい」と答えた。アフリカに行ったこともなく、IDPキャンプが何かすらよく分かっていなかった。
ボビーは「すぐにでも行く」と言い、2週間後に出発するスケジュールと、カンパラ行きの航空券、20時間の総移動時間、そして明日までに受けるべき予防接種リストがメールで届いた。
国内避難民キャンプとは
IDPキャンプは、国内で住み込みを余儀なくされた人々が暮らす臨時の施設で、難民キャンプと異なり国連の支援や特別な保護はほとんどない。ウガンダ北部のキャンプは、過激武装組織LRA(反乱軍)の活動に起因する地域不安のため、20年以上続いていたが、近年は多くが解散した。
キャンプでの生活
ボビー、カメラマンのジェシー、NGOスタッフのケイティと共に、人口2万5千人規模のキャンプへ向かった。中心部の円形の小屋(直径約2.5メートル、壁と床は牛糞や土、低く垂れた藁の屋根)に移り住み、衣類一式、木の寝具、石鹸、鍋と皿だけを持ち込んだ。日記や音楽プレーヤーは一切持たず、カメラだけが唯一の外部とのつながりだった。
トイレは水道がなく、共同のシャワーで体を洗い、井戸から水を汲み、豚や鶏が周囲をうろつく中で食事を分かち合った。地元の子どもや元少年兵と一緒にドラムのリズムに合わせて踊り、出産の喜びや葬儀の悲しみを共有した。地面に寝転び、静寂を受け入れることを学び、十日間は人生で最も過酷でありながらも美しい時間となった。
得たものと変化
当初はアメリカの生活に対する怒りが湧くかと思ったが、むしろどこにいても「当たり前」に感謝すべきだという新たな視点を得た。地獄のように思えるキャンプで出会った人々の温かさは、世界のどこよりも大きな喜びだった。撮影した映像は、そこに潜む過酷さと同時に繊細な美しさを完全には伝えきれないが、読者にその一端を感じてもらえるようシェアしたい。




