今年の夏、米独立戦争を追体験!エルミーヌ号が巡る米東海岸の寄港地

エルミーヌ号との出会い
ジョン・オセイドがフランスの港ラ・ロシェルへ向かう途中、18世紀の吟遊詩人たちの再現団や樽に入ったコニャック、そして1780年にマルキ・ド・ラファイエット侯爵を米植民地へ運んだ三段帆船のレプリカに出くわした。
エルミーヌ号とは
エルミーヌ号は、22歳の「少年将軍」ラファイエットがフランス軍の援軍として米独立戦争に参加した際に使用されたフランス海軍の軽快艦のレプリカである。オリジナルはわずか11か月で完成し、1781年のヨークタウン包囲戦でイギリス艦隊を封鎖し、コーンウォリス将軍の降伏を導いた。
このレプリカは、フランス協会 Association Hermione‑La Fayette と熱心な船舶復元愛好家の手によって、約20年の歳月をかけて2,000本のオーク材から再建された。全長約65メートル、三段マストを持ち、オリジナルと同様に26門の大砲やスウェーデン製の帆装が装備されている。
現代的な設備は、国際法で義務付けられたエンジン2基と、電気系統、衛生設備(エスプレッソマシンも含む)だけである。
航海概要(Hermione Voyage 2015)
新しいエルミーヌ号は、2015年6月5日から米東海岸を巡航し、約2か月間で12港を訪問する。寄港地は以下の通り。
寄港地一覧
- バージニア州ヨークタウン(最終目的地)
- マウントバーノン(ジョージ・ワシントンの故郷)
- バルチモア
- フィラデルフィア
- ニューヨーク(ニューヨーク歴史協会で『Lafayette’s Return』展開催)
- グリーンポート
- ニューポート
- ボストン
- カスティーン
- ハリファックス(カナダ)
各港では、18世紀の衣装をまとった再現団との交流や、船内見学、建造過程を紹介する写真展が行われる。

エルミーヌ号は約20年の歳月をかけて完成した(写真提供:Association Hermione‑La Fayette)
歴史的儀式とハネシー樽
ラ・ロシェル港での見学中、巨大な荷馬車が樽入りヘネシー・コニャックを船に積み込む様子を目撃した。250周年記念の特別ブレンドで、当時の手紙に記されたように「ラファイエット侯爵は6月5日にエルミーヌ号で出航する」と宣言された。
再現団がハネシー250コレクターズブレンドの樽をエルミーヌ号に積み込む様子(写真提供:Jas Hennessy & Co.)
船内の様子と乗組員
新エルミーヌ号の副船長で元フランス海軍大尉のシャルレーヌ・ギケル氏によれば、86名の乗組員のうち3分の1が女性だという。船内では当時のフランス船員が床で食事をとっていたことや、100匹の羊や数頭の牛、自由に歩き回る鶏がいたことが語られた。
まとめ
エルミーヌ号は、フランスと米国の友好の象徴として再び海に浮かび上がる。米国独立にフランスが果たした重要な役割、特にラファイエット侯爵の貢献を多くの人に知ってもらう絶好の機会となるだろう。独立戦争の歴史に思いを馳せ、航海の途中で乾杯を忘れずに。
エルミーヌ号がテスト航海で帆を揚げる様子(写真提供:Association Hermione‑La Fayette)
イベント情報
Hermione Voyage 2015は、6月5日出航後27日間で上記の寄港地を巡り、各地でガラパーティーや再現ディナー、桟橋での各種イベントが開催される。




