イタリア・ポルト・エルコーレで見つける至福のひととき
トスカーナ海岸のすぐ外、ローマとフィレンツェのほぼ中間に位置するモンテ・アルジェンタリオは、三本の細い土手で本土とつながる奇形の半島です。寄稿編集者クリスティーナ・オーリーと家族は、島の南端にあるポルト・エルコーレの高級ホテル Il Pellicano にチェックインしました。
世界でも数少ない、ジェノサイドやユーロ危機、日常の喧騒がすべて遠ざかる場所があります。そのひとつが、トスカーナ海岸に佇むラグジュアリーかつリラックスできる隠れ家、Il Pellicanoです。プライベート感とクールさが魅力で、ちょっぴりヴィンテージな雰囲気が漂うため、ラッパーやロシアのオリガルヒがビーチチェアを占領することはまずありません。
私たちは数日間、日差しとスパ、プールサイドで提供されるシグネチャーのジャンボクラブサンドイッチに身を委ねました。まさに「ドルチェ・ヴィータ」そのものです。


やること
やることは少なめで構いません。ここでの「大きな」一日は、ホテルの黄色と白のプールラウンジャーと、フレッシュジュース(アプリコット、ピーチ、ブルーベリーが特におすすめ)を楽しむことです。
読書や瞑想、テニスやバックギャモンといった静かな時間を過ごすのに最適です。唯一の選択肢は、プライベートドックから出航するエレガントな木製ボート Riva でのクルージングか、ランゴスティーネ(海老)をランチに注文するか、という程度です。
サンドイッチが25ユーロとやや高価でも、図書室やDVD、テニスラケット、ピンポンラケットなどが共有できるカジュアルでシックな空間が広がります。


近隣のピティリアーノ(エトルリア遺跡とトスカーナのトラットリアが楽しめる)や、古城と絵のようなピザが自慢の中世の町ソヴァナへの日帰り旅行もおすすめです。子どもたちはニキ・ド・サン=ファルのカラフルな彫刻公園「タロット・ガーデン」も大好きでしょう。マレッマ自然公園では野生動物観察や乗馬体験ができます。

タロット・ガーデンのカード XIX(彫刻家 ニキ・ド・サン=ファル) Photo: Yellow.Cat / Flickr
美味しい食事
イタリア旅行に食事は欠かせません。Il Pellicano では、テラスでのボリューム満点の朝食、トスカーナ風の屋外ランチ、そしてミシュラン二つ星レストランが提供する豪華ディナーが楽しめます。特におすすめは、ガスパチョ、カプレーゼサラダ、シーフードたっぷりのスパゲッティ・アッラ・チタラです。
ただし、シンプルな薪焼きピザが食べたくなったら、ホテル外の港町へ足を運びましょう。港の雰囲気が落ち着いたトラットリア「Gambero Rosso」や「La Lampara」では、手作りパスタ、一本釣りのシーバス、カリカリのピザが堪能できます。
見逃せないポイント
プールサイドのチェアからは、深い青の海と遠くに点在する島々の絶景が広がります。ヨーロッパ各国から訪れた旅行者が日焼けオイルを塗り、時折タバコをくゆらせながら語り合う様子は、まさに非日常のひとときです。2日間滞在すれば、すべての不安が遠ざかります。



スパやギフトショップも充実。Eres の水着や、ポルト・エルコーレ柄の Anya Hindmarch バッグ、軽やかなサロンが揃います。ジムは混雑時でも自由に利用でき、豪華(ただし高価)なマッサージやペディキュアも予約なしで受けられます。
トロピカルカクテルを楽しみたいなら、プールとメインハウスの間にある All'Aperto Bar が最適です。サマーベリーニや 23ユーロのベルリーニを片手に、星空とともに乾杯しましょう。
事前に知っておくべきこと
部屋タイプは豊富ですが、ファミリー向けに連結可能な部屋はありません。その点は事前に把握しておくと安心です。庭園ビューの部屋はテラスとテニスコートや山々の景色が楽しめ、コストパフォーマンスが高いです。海側の部屋は価格が 3 倍以上になりますが、特別な滞在には最適です。
ミニバーのドリンクとスナックは無料ですが、その他は有料です。プールサイドで水やオレンジジュース(aranciata)を持参すれば、1本あたり約 9 ユーロの節約になります。

アクセス
飛行機:ローマまたはフィレンツェから車で約 2 時間。トスカーナ・マレッマ地域へのアクセスは非常にスムーズです。
車:リゾートは崖の上に位置し、周辺には大きな施設がありません。レンタカーが必須で、近隣の小さな町を巡るのにも便利です。
所在地
Il Pellicano
Località Sbarcatello
58019 Porto Ercole
Grosseto, Italy
+39-0564-858111
reservations@pellicanohotels.com




