ダラス美術館で開催中のディオール展
ディオールの米国初来訪と受賞
フランスのデザイナー、クリスチャン・ディオールは1947年に米国初訪問を果たし、デラウェア州ダラスの高級小売店スタンリー・マーカスの招待でこの地を訪れました。同年、パリで発表した革命的なオートクチュール『ニュー・ルック』に続き、ネイマン・マーカス賞(ファッション分野での顕著な功績)を受賞しています。
「ディオール:パリから世界へ」展の概要
2019年5月19日、ダラス美術館(DMA)は米国初の大規模回顧展『ディオール:パリから世界へ』をオープンしました。本展はディオールとその同名ハウスの70年以上にわたる歴史を追い、約100点のオートクチュールドレス、オリジナルスケッチ、写真、ランウェイ映像を展示しています。また、イヴ・サンローランからマリア・グラツィア・キウリまで、ディオールの後継デザイナー6人の遺産も紹介しています。
展示ハイライト
特に注目すべきは、アトリエの助手や縫製職人(通称「petites mains」)が手掛けた、手刺繍のトイレットパターンや精緻な仕立て技術です。ディオールはファッション帝国を築く前に、芸術への情熱を育み、パリでギャラリーを運営していた経験もあります。
理事会長のキャサリン・マーカス・ローズは次のように語っています。「『ディオール:パリから世界へ』は、デザイナーが芸術や周囲の文化からインスピレーションを得る創作過程を探ります。ジャクソン・ポロックや18世紀絵画、モネの花園など、さまざまな芸術がディオールのデザインに強い影響を与えてきました。ファッションと芸術を重んじるこの街で、両者を称える展覧会を迎えることは非常に嬉しいです。」
本展は、ディオール・ヘリテージ・コレクションからの希少な貸出品を多数展示し、ヨーロッパ以外で初めて公開される作品も含まれます。展示はデンバー美術館との協力で実現しました。『ディオール:パリから世界へ』は9月1日まで開催され、チケットはdma.org/diorから購入可能です。詳細はDiorinDallas.comをご覧ください。




