ギリシャの四旬節(大斎)で楽しむトップ7の珍味
カーニバル期間や肉祭り木曜日(ツィクノペムティ)での賑やかな宴と肉料理の後、ギリシャ正教の大斎(四旬節)の最初の日であるクリーン・マンデーは、聖土曜まで続く断食の始まりを告げます。
しかし、断食と聞いて味気ないイメージを抱かないでください。四旬節の食卓は屋外で開かれることが多く、田舎での「クーロウマ」祝いでも豊かな味わいが楽しめます。肉中心のカーニバル料理に負けない、満足感のあるレント料理や珍味が揃っています。以下に代表的な7品をご紹介します。
1) ラガナ(Lagana)
ラガナは発酵させない平らなパンで、クリーン・マンデーや四旬節全般に食べられる定番の副菜です。ごまがまぶされたパリッとした食感が特徴で、古くからギリシャのベーカリーや家庭のオーブンで焼かれています。
2) タラマ(Tarama)
タラマは保存された魚の卵(魚子)を使った高級食材で、四旬節の食卓には欠かせません。色は淡い白色のものが上質とされ、ピンク色のものはあまり選ばれません。代表的な料理はタラモサラタ(タラマサラダ)とタラモケフテデス(タラマコロッケ)です。
3) ピクルスとサラダ
塩や酢で漬けた野菜はクリーン・マンデーの定番です。代表的なピクルスサラダ「ポリティキ」にはキャベツ、にんじん、ピーマン、セロリ、赤ピーマン、カリフラワーが入ります。他にもゆでビーツ、ラディッシュ、オリーブオイルとレモンで和えたジャガイモサラダなどがあります。
4) オリーブ
地中海食の要であるオリーブは、ギリシャ家庭の前菜(メゼ)として常にテーブルに並びます。四旬節でも黒オリーブ・緑オリーブともに、塩水、酢、オイル漬けなどさまざまな形で提供されます。
5) シーフード
海に囲まれたギリシャでは、貝類(はまぐり、エビ、ムール貝など)やイカ、タコといったシーフードが断食中の主要タンパク源です。生で食べる貝類や、ムール貝の蒸し料理、サガナキ風エビ、炭火焼きタコ、そして小さなパスタ「コフト・マカロナキ」と合わせた料理などがあります。
6) 豆類(パルス)
クリーン・マンデーと四旬節全体で豆類は欠かせません。油を使わずに煮込むレンズ豆スープ、ファソラダ(白インゲン豆スープ)、ひよこ豆スープなどが定番です。サラダに茹でた豆を加えることもあります。サントリーニのファヴァ(割れ豆のクリーミーなペースト)も有名なレント料理です。
7) ハルヴァ(Halva)
ハルヴァはタヒニ(ごまペースト)を主原料にした甘味で、四旬節のデザートとして欠かせません。バニラ味やココア・ナッツ入りのものがあります。また、オリーブオイル、砂糖、水、シナモンとクルミで作るセモリナハルヴァも人気です。
エレニ・アラヴァニ




