ネルソン・マンデラにちなんだ南アフリカの5つの体験
1918年7月18日、モベゾの村でロリハラ・マンデラとして生まれたネルソン・マンデラは、南アフリカ初の黒人法律事務所を設立し、民主主義と平等を求めて闘い、アパルトヘイトと呼ばれる人種隔離制度に反対しました。
1962年に破壊工作・反逆罪・暴力陰謀で逮捕され、死刑は免れたものの終身刑が言い渡されました。
1990年に27年の獄中生活を終えて釈放されると、アフリカ民族会議(ANC)党の指導者となり、F.W. デ・クレルク大統領と協議してアパルトヘイト廃止に成功。二人は1993年にノーベル平和賞を受賞しました。
1994年5月10日、南アフリカ初の民主的に選出された大統領として就任し、1999年に退任。現在、国内各地に残る関連施設で彼の生涯を学ぶことができます。ここでは見逃せない5つの体験をご紹介します。
1. マンデラ・ハウス
マンデラ・ハウス(Shutterstock)
1945年に建てられたジョハネスブルグ・ソウェト地区のマンデラ・ハウスは、ネルソン・マンデラと最初の妻エヴリンの住居でした。離婚後は1958年から2番目の妻ウィニーが暮らしました。30年後に焼失した後再建され、1999年に遺産博物館として開館。オリジナル家具や写真、壁に掲げられたマンデラや家族の言葉が展示され、ツアーは約20分です。
2. アパルトヘイト博物館
アパルトヘイト博物館(Shutterstock)
ヨハネスブルグにある敷地面積7ヘクタールの博物館は、2001年開館以来、南アフリカの歴史を伝えています。1910年の統合から1948年のアパルトヘイト制定、1950〜60年代の抗議運動、80年代後半の政治処刑や和平交渉、そしてマンデラの釈放までを写真や映像で追体験できます。マンデラの囚人、ANC支持者、大統領としての姿を紹介する特別展示もあります。
3. ネルソン・マンデラ逮捕現場
ネルソン・マンデラ逮捕現場(Shutterstock)
1962年8月5日、ナタール州(現クワズール・ナタール)ハウィック町から約5kmの道路でマンデラは逮捕されました。現在はビジターセンターが整備され、逮捕時に乗っていたオースティン・ウェストミンスターのレプリカや、特定の角度から見るとマンデラの顔に見える50本の鋼柱で構成された彫刻「Release」などが見られます。
4. ロベン島ツアー
ロベン島ツアー(Shutterstock)
マンデラは長期間、ケープタウン沖のロベン島で収監され、1982年にポルスモア刑務所、1988年にビクトリア監獄へ転送されました。現在はフェリーで島へ渡り、1960年代に囚人が築いた壁やマンデラの独房など歴史的スポットを巡るツアーが楽しめます。
5. ネルソン・マンデラ博物館
ネルソン・マンデラ(Shutterstock)
ネルソン・マンデラ博物館は、モベゾの野外博物館、近郊のムタタにあるブンガ・ビルディング、そしてクヌの青年・遺産センターの3か所から構成されます。クヌでは、マンデラが通った小学校の跡や両親・子どもたちの墓地、ロバから落ちて茨の中に入ったエピソードや、岩を滑り降りて遊んだ思い出など、幼少期の逸話が紹介されています。
ムタタのブンガ・ビルディングは主な見どころで、手書きのメモやシルクスクリーン、音声記録を通じて、マンデラが自伝『ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム』に綴った平等闘争の軌跡を辿ります。




