セントヘレナの海で楽しむ7つの絶景
セントヘレナの岩だらけの海岸は、かつて大西洋を横断する船舶にとって致命的な障壁でしたが、現在は豊かな海洋生物が息づくスポットとして知られています。歴史的な難破船から好奇心旺盛なジンベエザメまで、セントヘレナの海岸で体験できる7つの魅力をご紹介します。
1. ジンベエザメと泳ぐ
ジンベエザメと泳ぐ(セントヘレナ観光局)
セントヘレナの海にはクジラやイルカ、ウミガメ、難破船が多数ありますが、最も話題になるのはやはりジンベエザメです。プランクトンを食べるこの巨大なサメは、毎年12月から3月にかけて訪れ、オスとメスがほぼ同数で集まる唯一の場所とされています。1日に30匹以上が観測されることもあり、地元ツアー会社が実施するエシカルなジンベエザメ・サファリでは、数時間にわたりこれらの壮大な生き物と共に泳ぐことができます。セントヘレナの海での最も忘れられない体験と言えるでしょう。
2. セントヘレナ固有の魚10種を探す
固有魚を探す(Rainer Schimpf)
セントヘレナの小さな魚たちも見逃せません。島にはここだけに生息する固有種が10種あり、深海ジャックやスプリンガー・ブレニ、そしてユニークな名前の「バスタード・ファイブフィンガー」などがいます。ウミガメやデビルレイを探す合間に、これらの希少魚を見つけるチャンスです。専門ガイドが同行するシュノーケリングやダイビングツアーに参加すれば、確実に観察できるでしょう。
3. 難破船の中を潜る
難破船を探検(Frogfish Photography)
大西洋の真ん中に浮かぶ岩礁のため、何世紀にもわたり多くの船がセントヘレナの岩礁に座礁してきました。現在、海底に残る8つの興味深い難破船をダイバーが探索できます。1613年に沈んだオランダ東インド会社の船 Witte Leeuw は島最古の難破船で、1970年代にジャック・クストーが調査したことで有名です。その他、第二次大戦中にドイツUボートに撃沈されたタンカー Darkdale、火災で沈んだ石炭船 Spangereid、人工リーフとして沈められた Bedgellet(Papanui の沈没回収に利用)などがあります。
4. クジラとイルカを観察
イルカを観察(Rainer Schimpf)
セントヘレナの海には大型海洋哺乳類も豊富です。ジャムスタウン発のボートツアーでは、島の常駐イルカと鼻先まで近づく体験ができます。主にジェームズベイとレモンバレー周辺で見られるのは、スポットテリアル・ドルフィンとバンドウイルカで、稀にツノイルカも目撃されます。1回のツアーで平均400頭、好条件なら800頭もの大群を見ることも可能です。6月から12月にかけてはザトウクジラも観察でき、特に7月以降は母クジラと子クジラの姿が見られます。騒音に敏感なため、ボートツアーだけでなく、ジャムスタウンの岸辺からブリーチングするクジラを見ることもできます。
海中の洞窟とアーチを探検(Rainer Schimpf)
5. 海中洞窟とアーチを探検
人工リーフ以外にも、自然が作り出した洞窟やアーチが島の周囲に点在しています。北西海岸のロングレッジは、海洋生物多様性が最も高いとされる洞窟です。バラ色のレースコーラルとオレンジ色のカップコーラルが光を放ち、ウニやカマス、ロングレッグ・クレイフィッシュが泳ぎ回ります。1月から6月に潜ると、緑ウミガメやデビルレイに出会い、夜潜りではスリッパーロブスターやタコが姿を見せます。代替として、クレイフィッシュが多く住むドックヤード洞窟や、トムソン渓谷島の小さな洞窟に潜むウミヘビなどもあります。
6. ウミガメとの出会い
ウミガメとシュノーケリング(Shutterstock)
ダイビングだけでなく、シュノーケリングでもセントヘレナは魅力的です。ジャムスタウンとレモンバレーの海岸線に沿ったシュノーケリングコースでは、ホークフィッシュやウツボ、オウムガイなど熱帯魚と間近に出会えますが、特に緑ウミガメとヒゲウミガメの姿は感動的です。これらのウミガメはコース沿いで頻繁に見られ、近年では黒い炭のような砂浜で産卵を試みる姿も報告されています。
7. 海鳥の観察
セントヘレナの海鳥をチェック(Shutterstock)
水中ではなくても、セントヘレナの海岸は海鳥観察の絶好のスポットです。イルカ観察ツアーと同時に、断崖や離島、海上の岩礁に巣を作る8種の海鳥を間近で見ることができます。赤嘴トロピカルバード、マスクブービー、フェアリーテント、そして島最小のマデイラストームペトレルなどが代表的です。ボートからの眺めは、鳥が青い海へ飛び込み獲物を捕らえる瞬間を観察でき、自然のドラマを堪能できます。
興味が湧きましたか?
Discover St Helena




