メキシコシティ日帰り旅行:ボヘミアンな街コヨテーネと花咲くソチミルコへ
詩人や画家、ベテランの旅行作家ですら、メキシコシティの密度と多面的な魅力を言い表すのは難しい。その中で誰もが共感する言葉は「忙しい」。熱心な街歩き好きでもひと息が必要だ。連続5日間、連邦地区(D.F.)を満喫した後、コヨテーネとソチミルコへの充実した日帰り旅行を計画した。
コヨテーネとソチミルコへの日帰り旅行
フリーダ・カーロの故郷であるコヨテーネと、南へ続く活気ある街ソチミルコを組み合わせた、充実したながらも無理のない旅程だ。どちらも1日で十分に回ることができる。
ナワトル語で「コヨーテのいる場所」を意味するコヨテーネは、魅力的な隠れ家として、また旅行者の拠点としても最適だ。宿泊費はやや高めだが、2路線3駅でアクセスでき、Viveros駅で下車し、Viveros de Coyoacán公園を通って街の中心部へ直行できる。
都市の拡大に飲み込まれつつも、ボヘミアンな雰囲気は残り、知識人や哲学者、自由奔放な旅人、バックパッカー、裕福な地元住民が、静かで木々に囲まれた通りと安全な環境、絵のように美しいプラザ・ヒダルゴに集う。
プラザには多彩なバーやレストランが立ち並び、空腹で訪れるのがおすすめだ。チュロス好きには、ヌテラやクリームチーズ、桃のフィリングを提供するスタンドが喜ばれる。
征服後、エルナン・コルテスがここに住み、後に亡命したレオン・トロツキー(現在は博物館)やディエゴ・リベラ、フリーダ・カーロといった著名人が続いた。フリーダの象徴的なカサ・アスールは、プラザ・ヒダルゴから徒歩約10分の場所にある。
カサ・アスールはフリーダが生まれ、リベラと激しく結婚し、1954年にここで死去した家で、現在はフリーダ・カーロ美術館(入場料MXN 246)として公開されている。
この小規模な美術館では、フリーダの絵画やディエゴ・リベラの作品、ラブレター、写真、個人的な遺品が展示されている。保存された寝室や本、事故後のギプス、車椅子とイーゼルのセットなどが見られ、庭を散策したり、2号館で親密な写真を鑑賞できる。
近くのジャルディン・カルチュラル・フリーダ・カーロは、熱心なファンでない限りスキップしてもよい。展示は文脈のない3体の彫像だけだ。
メキシコの有名なペア、リベラとフリーダに関するさらなる展示を見たいなら、ソチミルコにあるドロレス・オルメド・パティーニョ美術館へ足を運ぼう(訪問時はフリーダの作品25点が貸出中だった)。この奇抜なコレクターの旧邸では、リベラ作品137点、アンジェリナ・ベロフのスケッチ、先コロンブス時代の遺物、民芸品、オルメドが撮影した著名人の写真(ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世とのショットも)を鑑賞できる。
敷地内には、フリーダとディエゴが好きだった珍しい毛のない犬種「ゾロイツキンテレ」10匹と、自由に歩くクジャクがいる。入場料はUS$4.50、火曜は無料。(写真の像以外はすべて生きた犬です。)


ソチミルコは「花が育つ場所」を意味し、メキシコシティから車で約1時間、またはコヨテーネからトレン・リゲロで簡単にアクセスできるので、ペアリングに最適だ。
サン・バルナーディーノ教会や賑やかな市場を訪れ、7つあるエンバルケドロのいずれかで、224本もの古代湖ソチミルコの運河を巡るトラジネラ(ボート)に乗ろう。この体験は、のんびりとしたベニスのイメージをはるかに超える。
乗船時間は1〜3時間以上。ピクニック用の食べ物を持参するか、浮かぶ屋台でエロテ(トウモロコシ)、タコス、食事、ビール、ミチェラーダなどを購入できる。マリアッチやマリンバのバンドは、10ドル以下で演奏してくれる。

プライベートのトラジネラはMXN 200-500(約15〜50米ドル)で、交渉が可能。日曜はコレクティボがMXN 15(約1.20米ドル)で利用でき、予算重視の旅にも適している。

ソロ旅行者は、ソチミルコとコヨテーネを組み合わせたガイドツアーに参加すれば、グループでの楽しさも味わえる。




