次世代のガウディ?タイ・チェンライにある奇抜な白寺院
ワット・ロン・クーン(白寺)とは
タイ北部・チェンライ郊外に位置するワット・ロン・クーンは、通称「白寺」と呼ばれる近代建築の奇跡です。1990年代後半にタイの著名アーティスト、チャレムチャイ・コシッピパットのビジョンのもと建設が始まり、未完成部分が残るものの、世界の仏教建築の中でも類を見ない姿を呈しています。
外観と象徴
建物は白い壁と鏡張りのモザイクで構成され、純粋さと光を象徴しています。入口にはアルコールやタバコなど人間の欲望を表す二体の鬼像が立ち、訪れる者を警戒させます。
池を渡り、骸骨が吊り下げられた奇怪な木々をくぐると、鏡で覆われた壮大な橋が現れます。この橋は「転生の輪廻から悟りへの道」を示すとされ、半円形のデザインは人間界、周囲の牙は地獄の入口であるラフの口を象徴しています。

入口の鬼像は、酒や煙草といった人間の弱点を示しています。
訪問者はまず鯉が泳ぐ静かな池を渡り、頭上に吊るされた骸骨が不気味に揺れる木々に出会います。
鏡で装飾された橋は、守護像に守られながら本堂へと導きます。
橋の下には「地獄の穴」があり、数百本の粘土の手が必死に頭蓋骨や施し鉢を掴もうとしています。これは輪廻からの脱出を象徴しています。


この橋は、転生の輪廻から仏の世界へ至る道を示すとされ、半円は人間界、周囲の牙はラフ(地獄)の口を表しています。
池の周囲には、魚が人間の手を食べるといった不気味な演出が点在しています。
本堂(ウボーソート)は真っ白に輝き、仏の清浄さを象徴。白い彫刻と鏡モザイクが施されています。



内部は撮影禁止ですが、仏像の背後にはスパイダーマン、スーパーマン、スター・ウォーズ、マトリックスのネオ、マクドナルド、9/11、ビンラディン、ジョージ・W・ブッシュといったポップアイコンが混在したオレンジ色の壁画が描かれ、現代社会への批評が込められています。一部は未完成で、今後の追加が期待されます。

本堂の向こうには、もう一本の白い橋が池を越えて光り輝く塔へと続きます。
庭園には骸骨で装飾されたフェンスなど、細部に至るまで奇抜なデザインが散りばめられています。

精巧に彫刻された動物像の上に、純白のガゼボが佇んでいます。

完成後は、ウボーソート、遺骨堂、仏像堂、説教堂、瞑想堂、僧舎、ブッダヴァサ・ファサード、ギャラリー、トイレの計9つの建築が整う予定です。
金箔で装飾された豪華なバスルームさえも芸術作品の一部です。
訪問情報
所在地:バン・ロン・クーン、チェンライ中心部から南西へ13km。バス停はチェンライバスターミナルから「ワット・ロン・クーン」行き(約40バーツ)で約20分です。
見学には最低でも1時間は見積もり、細部まで目を凝らすことをおすすめします。






