サイル遺跡の大宮殿
サイル遺跡の中心的建造物
サイル遺跡で最も重要とされる建物が「大宮殿」です。高さは約40メートル、内部には90室があり、支配層に属する約350人が居住できたと考えられています。
構造とレベル
大宮殿は三層にわたって建てられ、各層を支えるアーチ型天井が特徴です。
- 第1層:樹根の成長によって一部が崩壊しています。
- 第2層:装飾が豊かで、雨の神チャックを表す手彫りのマスカロンが前面と下向きに配置されています。また、各家族が食料を栽培できたと推測される中庭もあります。
- 第3層:上層のみが残存しており、下層は劣化が進んで見えません。
他建造物との関係
大宮殿はサクベ(石畳の通路)を通じて「パラシオ・スル」(南宮殿)と連絡しています。南宮殿も同様の建築様式で造られましたが、現在は最上部だけが残っています。
球戯場の痕跡
敷地内には球戯場(ボールコート)の痕跡も確認されており、宗教的・儀式的な機能があったと考えられます。




