プレスト!ミュンヘンで巡るはしご酒
寄稿編集者のベッキー・チャンは、ミュンヘンでビール(と厳選されたその他の飲み物)を体重分飲み干したばかりです。酔いと二日酔いの合間に、バイエルンの首都で見つけたお気に入りのバーや地元の醸造所のメモを残しました。
ミュンヘン—かつては僧侶が多く住む街(Münchenは「僧侶の町」の意味)でした。四旬節の断食期間中、僧侶たちは水だけでは足りず、より栄養価の高い飲み物を求めました。そこで誕生したのが、今や世界的に有名なミュンヘン・ビアです。
現在、街中にビアガーデンが点在しています。どこへ行っても失敗はありませんが、観光客が多いホフブロイハウス・アム・プラッツルは避けた方が無難です。どうしても行くなら、地元常連が使う「スタムティッシュ」テーブルは遠慮しましょう。スタムティッシュは代々受け継がれる席で、特別にビアマグを金庫で保管してくれる店もあります。
伝統的な大手醸造所(アウグスティナー、ローベンブロイ、ホフブロイなど)に加え、個性的なインディーズブルワリーやバーが新しい風を吹き込んでいます。以下は、私がミュンヘンで見つけた、時間帯を問わず楽しめるハッピーアワーのおすすめスポットです。
ヴィクトゥアリエンマークト・ビアガーデン
観光客が多いものの、雰囲気は抜群です。19世紀初頭にバイエルン初代王が制定した条例で、屋外ビアガーデンでは自分の食べ物を持ち込めます。市内中心部の市場にあるため、肉やチーズ、プレッツェルを買い、ビアガーデンでシェアしながら楽しむのがベスト。タップされたビールは日替わりですが、半パイントも提供されます(ただし、目は薄く見られます)。混雑が予想されるので、早めに席取りを依頼しましょう。最後に、果物屋のビートジュースでさっぱりと締めくくるのもおすすめです。
チネンシェ・トゥルム(中国塔)
イングリッシュガーデン内にある5階建ての木造塔で、ミュンヘン第2位のビアガーデンが広がります。自転車ツアーの合間に立ち寄ると、景色と共にビールが楽しめます。持ち込みもOKですし、屋台で提供される伝統的な軽食もあります。平日はアコーディオン奏者、週末はブラスバンドが演奏することが多いです。ビアガーデンを出たら、すぐ南にある人工河川のサーフスポットへ足を運んでみてください。
パウラナー・アム・ノックヘルベルク
イーサー川の東岸に位置するノックヘルベルクは、かつて修道院が利用していた場所です。現在は屋内外にベンチが多数あり、レストランや醸造所の見学も可能です。迷ったらハウスビールのフライトを注文しましょう。代表的な「ノックヘルベルガー」は二回発酵させたラガーで、ゲーテにちなんだ「ファウスト」もあります。時折「ヴラジミル(偽ロシア)」というラドラー風ビールが登場し、100%ビールなのにレモンのような軽さがあります。フードはバーガーやバイエルン名物のポーク・クンケル、ローストチキンが好評です。
ホップフェン・ハッカー
ミュンヘン初のホップ専門ブルワリーが、人気クラフトビアバー兼精肉店の裏庭にあります。入店時に小麦粉の香りが漂い、かつてのベーカリー跡を思わせますが、実際は醸造所の麦芽の香りが主役です。オーナーのフランクがいるときは、醸造工程の見学ツアーに招待してくれます。おすすめは「ローテル・ムンヒナー」や、ベルガモット風味の「キル・ビル」ラドラー。カンナビス入りのホワイトビールもあります。バー巡りのスタート地点として最適です。前方の「ダス・マイスターシュティック」では、ソーセージやローストミートが豊富に揃い、胃袋も満足させてくれます。
ウルフズ・ファーマシーと近くの Zum Wolf
ホップから離れた場所でひと息入れたいなら、ガートナープラッツ地区のウルフズ・ファーマシーへ。2001年創業のカクテルバーで、ウィスキー・バーボン系のドリンクが充実しています。メニューは昔ながらのソーダショップを思わせる甘さのカクテルが多く、手作りレモンバーボンなどが楽しめます。裏側には営業中の理髪店があり、飲みながらシェービング体験ができるのもユニークです。すぐ隣の Zum Wolf は、暗めの照明とキッチュでおしゃれなインテリアが特徴。バーは混み合い、4層にわたる座席があります。ジンの代わりにバーボンを使ったオリジナル・ネグローニは、夜の締めくくりにぴったりです。
ドイツで飲み続けるなら
オクトーバーフェストはフランケン地方ではワインが主役、シュトゥットガルトではビール・ワイン・スーパーカーが話題、ライン川沿いのスパークリングツアーもおすすめです。




