伝説のホテルデザイナー、カールトン・ヴァーニーの彩り豊かな歴史
カールトン・ヴァーニーと『Mr. Color』
「私のホテルを出たときに、ゲルタ・ガルボやロバート・テイラー、イングリッド・バーグマン、シャルル・ボイヤーのような気分になってほしい。とても華やかにね!」と、伝説的なインテリアデザイナー、カールトン・ヴァーニーは語ります。
この言葉通り、彼の作品はまさに華麗です。新刊『Mr. Color: The Greenbrier and Other Decorating Adventures』には、ヴァーニーが手掛けた数々のプロジェクトが豪華な写真と共に掲載されています。ヴァーニーは、アメリカ初のインテリアデザイン会社であるドロシー・ドレーパー&カンパニーの社長兼オーナーとして、モダンバロック様式の先駆者でもあり、大胆な色彩と柄使いで知られています。
本書に収められた代表作には、ウェストバージニア州のグリーンブリアー、ミシガン州のグランドホテル、複数のプライベートレジデンス、そして自身のパームビーチ・ヴィラなどがあります。ここでは、特に印象的なシーンをいくつかご紹介します。
「大統領のパーラーでは、風景画を左右の暖炉台の両側にそれぞれ配置するために、キャンバスを半分にカットしました。部屋の両壁に木々と流れる川が描かれ、空間に広がりを持たせました。暖炉の横にあるウィングチェアはデルフトブルーのダマスク生地で覆われ、メロンシルクのダマスクで仕上げたチャンネルバックラウンジチェア(デリフィーヌ)は壁の色と調和しています。」




