一人旅を恐れないで

旅行したい。タイへ行くかメキシコへ行くか、漠然とした計画を立て、出発は6か月後と決めた。貯金を始め、毎晩調べものを重ねるうちに、ワクワク感はどんどん高まっていく。
しかし、初めての本格的な旅行になるので、ひとりで行くことに不安を感じ、やはり友達と一緒に行きたいと思うのが自然だ。そこで、白い砂浜の写真やチチェン・イッツァのマヤ遺跡の画像を見せながら、旅の仲間を募り始めた。
しかし、最初に声をかけた親しい友人すら断り、次に声をかけた友人も、さらにその次も、結局誰も乗り気にならなかった。友達が全員ノーと言うと、遠く異国の地へひとりで旅立つという現実に直面し、挑戦できるか、自信が持てるか不安になった。
旅行を半年先延ばしにして友人が気が変わるのを待つか、そもそも旅行自体を諦めるか、迷う日々が続く。だが、寝ても覚めても目的地を調べる時間は減らせず、ネットで見る情報が実際に旅をする唯一の手段のように感じていた。
ひとりで旅するのが怖い? 諦めないで!
そんなとき、私の旅ブログにたどり着き、この記事を読んでくれているなら、同じ悩みを抱えているのだろう。そこで、ひとりで飛行機に乗ることは不安かもしれないが、実際に現地に着けば決してひとりぼっちになることはないということを伝えたい。
旅行中は、必ず誰かと出会える。ホステルやゲストハウス、カフェ、ショップ、バス、街角など、あらゆる場所で同じ旅人同士が自然に会話を始める。旅行者はみな、見知らぬ土地で仲間を求めているので、声をかけるだけで新しい友達ができやすいのだ。
たとえば、宿泊先で出会った人と街を散策したり、次の日に別の人と共に体験を共有したり、数日間、時には数週間一緒に旅を続けることもある。たとえ内向的でも、世界の隅々で人と出会うチャンスはたくさんある。

私の初めてのソロトラベル
1999年に東南アジアへ向かったとき、私は完全にひとりだった。友人全員に声をかけたが全員がノー。長い葛藤の末、仲間なしでアジアへ行くことを決意した。その決断は私の人生で最も重要なものとなった。
正直に言うと、ロサンゼルス発バンコク行きの飛行機に乗った瞬間、手が震えていた。未知への不安で頭が真っ白になり、人生で最も恐ろしい体験だと感じた。
数年後、クルーズ船で千人規模の聴衆に45分のプレゼンを急に頼まれたときの緊張は、あのフライトほどの恐怖ではなかった。
しかし、太平洋上を飛び、台湾上空を通過し、ついに東南アジアに到着した瞬間、もう後戻りはできないと悟った。
そして、飛行機が着陸した…
バンコク空港で入国審査と税関を通過し、深夜にも関わらず市内へ向かうことができた。安宿で一晩を過ごし、翌朝街を散策していると、カフェでイギリス人の旅人と出会った。二人ともカンボジアへ陸路で向かい、アンコールワットで新千年を祝う計画だった。
それだけで、バンコクに降り立ってから9時間も経たないうちに旅のパートナーができた。結果、約2か月間一緒に旅を続けた。
あなたも同じように出会えるかは保証できないが、笑顔で挨拶し、周囲の人と会話を始めれば、ひとりになる可能性は低い(自分で選ばない限りは)。
だからこそ、よく「一人旅は寂しいの?」と聞かれると、私はいつも同じ答えを返す。「ひとり旅でも決してひとりではない」と。
この言葉を胸に、ひとりで旅することへの恐怖に負けず、旅行の目標を実現してほしい。最初の目的地に着いた瞬間に、不安はすぐに薄れるはずだ。
あなたは同じ不安を抱えたことがありますか? 友人が同行しないと旅行計画を変えたことは? 旅先で人と出会うのが意外と簡単だと感じますか?




