インドのハイライト:ケララ・バックウォーターでの3日間クルーズ
旅の始まり
静かな沈黙を破ったのは、まずジャイメだった。
私たち4人は本に没頭したり、静かな水面を眺めたりしていた。ヴァルは何時間も黙っていて、ダニと私は絶景に心を奪われていた。
「うわぁ…」 と、満足げに伸びをしながらジャイメが言った。「すごくリラックスしてる」

皆がうなずき、夢見るように同意した。ハウスボートに乗って2日が過ぎ、まるで1時間の集中マッサージの後のような深い安らぎに包まれていた。
ケララ・バックウォーターの魅力
インド旅行の最大のハイライトはケララのバックウォーター巡りだった。最初は2泊の予定だったが、静けさをもっと味わいたくて3泊に延長した。魔法のような体験になるか、失望するか不安だったが、事前に徹底的にリサーチし、船とクルーを選んだ結果、後悔はなかった。

「バックウォーター」と聞くと濁ったマングローブを想像したが、ケララのバックウォーターは州全体に広がる深い青の水面で、細長い土手に背の高いヤシの木が並ぶ水のモザイクのようだった。幅は1メートルほどの細い陸地が点在し、所々で水路は川になったり、細い小川になったりする。乾いた土地には家や学校、商店、鮮やかなピンクのカトリック教会が点在し、時折小さな村を通り過ぎた。
ハウスボートと料金
私たちが選んだハウスボートは、他の高価で錆びた船に比べてはるかに快適だった。1人1泊35ドルというリーズナブルな価格で、広々としたダブルベッド2室と、地中海クルーズの客室に匹敵するバスルームが備わっていた。下層には食事用テーブルがあり、上層は藁葺きの屋根の下にチェアやソファ、クッション付きデッキがあり、ほとんどの時間をそこで過ごした。

クルーは船長とシェフの2人だけで、英語は話さなかったが、料理の美味しさに感謝の言葉を送るだけで通じた。3日間は、ヤシの木が並ぶ水面をゆっくりと進み、食事の時間を楽しむリズムのようだった。
食事と日課
毎朝8時頃にコーヒーと紅茶で目覚め、ケララの本格的な朝食を待つ。9時30分に出航し、もっと早く出発できれば景色を最大限に楽しめたと少し残念に思う。昼食は1時に停泊した場所で提供され、カレー2〜3種、スープ、温かい野菜料理と冷たい野菜、米、チャパティが並んだ。これが1日のハイライトだった。

午後4時頃、暑さが和らぐとティーやコーヒー、甘いスナックを楽しんだ。湖を横切った後、静かな入江に入り、7時30分にサンセットディナーをいただいた。インド料理とは思えないほど上質な料理に驚かされた。
出会いと風景
旅の途中、レールに止まったエキゾチックな鳥が写真を撮るとすぐに飛び去ったり、黄色い蝶の群れが船を取り巻いたりした。川岸の段差で母親が洗濯をする様子や、子どもたちが元気に手を振る姿も印象的だった。

朝になると、地元の人々が段差で歯を磨いたり、石で洗い物をしたりして、生活の水に直接触れている様子が見られた。時折、レンガや鉄、砂袋を積んだ高速ボートが新しい家の建設資材を運んで通過した。
ある朝、二人の少年が箱に入れた母ウサギと子ウサギを乗せてやってきた。ふわふわの赤ちゃんに触れ、少年と船長と笑い合い、最後は「バイバイ!」と手を振って別れた。
2日目の午後、数千羽のアヒルが水路から本流へと一斉に流れ込み、整然とした群れがゆっくりと進んでいく光景は圧巻だった。

初日の夜は飲み物と語り合いながら遅くまで過ごし、翌晩はショーを観たり、話を共有したり、ただリラックスしたりした。カフェインがなければ3日目は寝てしまっていたかもしれない。
感想
このハウスボートは、インドの喧騒と交通渋滞、クラクションの鳴り乱れる道路から遠く離れた静寂の楽園だった。インドは対照的な要素が共存する国で、ケララのバックウォーターはその穏やかな裏側を映し出す。
インドの中で、都市の喧騒から完全な平和へと揺り籠を揺らすような逃避行だった。
ハウスボート選びのポイントはこちらのガイドをご参照ください。




