ヒマーチャル・プラデーシュ州ハムタバレーのセサン村
2021年の更新情報:2016年に訪れたセサンとマナリと比べ、現在はかなり混雑しています。とはいえ、この記事を読むと「自分だけの観光客」になるという期待は捨ててください。
続きは以下をご覧ください…
マナリ近郊のハランバレーにある小さな町、チャラナグで数夜を過ごした後、再び静寂に身を委ねる旅が始まりました。目的地はハムタバレーに位置するセサンです。
マナリから車で約45分の場所にあり、特に冬季は雪に閉ざされ、ほとんどの外部への移動が不可能になるほどのスロートラベラー向きの隠れスポットです。

3月のバレーは真っ白に覆われ、気温はほとんどが氷点下。小さな雪の結晶が至る所に舞っていました。
セサンからは雄大なダウラダー山脈が見渡せます。ベアス川がダウラダーとピル・パンジャルを分け、ハムタバレーはその間に位置しています。

住民はチベットやスピティバレーからの移住者で、すべて仏教徒です。かつては馬の放牧や交易の拠点としてハムタバレーに定住し、インド政府(当時はパンジャブ州)から土地を与えられました。
冬になると多くはクルリバレーの低地へ移り、セサンは静かな廃村となります。夏になると再び戻り、農作業に従事します。住宅は20軒未満と限られた数ですが、静寂を求める旅行者には理想的です。
セサンでの見どころ・体験
標高は2,700m以上で、マナリより約700m高い場所にあります。冬はスキー・スノーボード・スノーハイキングが楽しめ、混雑したソーランバレーと比べて人混みがほとんどありません。唯一のリスクは野生のクマに遭遇する可能性だけです。夏はキャンプやトレッキングに最適です。

セサン周辺は宗教的にも重要とされています。村から約2km離れた場所に「パンデュ・ローパ」という、マハーバーラタ以前にパンダヴァ族が滞在・瞑想したと伝えられる聖地があります。東に向かってトレッキングすると、標高6,200mのインドラサナ峰(インドラの王座とされる)に到達します。

宿泊施設
建物は20軒程度しかなく、ホテルはほぼ存在しません。冬季限定で提供されるイグルー宿泊は1泊4,000〜6,000ルピーと高額ですが、独特の体験ができます。イグルーが無い場合は、私が運営する「Footloose Camps」のキャンプ場を利用してください。ミニマリスト志向の方には最適ですが、ラグジュアリーを求める方には向きません。

退屈なホテルよりも、ユニークで冒険心あふれる宿泊体験をおすすめします。
アクセス方法
マナリからは年間通してバスやタクシーで簡単にアクセスできます。デリーからマナリ行きの夜行バスを利用し、マナリからは約1,000ルピーのタクシーでセサンへ向かいます。複数人で相乗りすれば費用はさらに抑えられます。
自家用車の場合は、クルリから旧クルリ=マナリ高速道路(ナガールード)を走り、マナリの3km手前にあるプリニで右折し、ハムタバレーへ向かう登り道を12km(35のヘアピンカーブ)進むとセサンに到着します。
Googleマップで「Footloose Camps」を検索すれば簡単に位置が分かります。詳しい情報はInstagram(instagram.com/footloosecamps)でもお問い合わせください。

旅行のヒント
- 「セサンバレー」という名称は存在せず、正しくはハムタバレーです。
- ハムタバレーはクルリバレーに垂直に伸びる高山峡谷で、マナリとスピティバレーのカザを結ぶパスです。
- 観光名所や滝は少なく、スロートラベルを好む方向けの静かな村です。
- 飲食店はダバだけで、マギやパラタが提供されます。
- 雰囲気は田舎そのもの。カフェやショップはありません。
- 日帰りツアーも可能で、マナリからタクシーで訪れた後、帰路につくことができます。
- タクシー料金は1,000〜2,000ルピー(車種やシーズンにより変動)。
2017年に撮影した初訪問時の動画は、現在の様子とは多少異なりますが、概ねイメージは掴めます。動画ではマナリからセサンまでの道のり、初めてのスノーボード・スノーハイキングなどが紹介されています。




