イタリア流の休日:プーリアで過ごす至福の時間
イタリア流の休日:プーリアで過ごす至福の時間
プーリアの休日は、ゆったりとした時間が流れます。プライベートビーチクラブでは地元のワインが注がれ、オーガニック農園では宿泊者向けの食事が提供されます。観光客が少ない中世の石造りの村が海岸線に点在し、まさに隠れたイタリアの宝石です。
イタリア・プーリアは、ポルトフィーノやカプリといった典型的なイタリアンビーチリゾートとは正反対の魅力があります。豪華さが前面に出たリビエラやアマルフィ海岸とは違い、プーリアは荒々しくシンプル、そして何よりリラックスした雰囲気が特徴です。低く広がる農家やオリーブ畑が点在する日差しに照らされた風景は、隣国ギリシャを思わせますが、そこに流れるのは100%イタリアらしさです。
土地の概要
イタリアのブーツのかかとに位置するプーリアは、イタリア人が最も好むバカンス先です。白い砂浜とカリブ海に匹敵する透明な海、観光客が過度に押し寄せていない魅力的な街並みを体感すれば、なぜここが人気なのかすぐに分かります。ここでは、1日の最大の悩みはどのフレーバーのジェラートを選ぶか、というほどゆったりとした時間が流れます。さらに、バッラタチーズの発祥地でもあり、食事のたびに目にすることができます。
全長約800kmに及ぶ海岸線を持つプーリアは、1回の旅行ですべてを回るのは不可能です。アドリア海とタラント海に挟まれた地域は、柔らかな砂浜から岩が連なる断崖、そして再び砂浜へと変化します。ドライブ中に道がオリーブの木で行き止まりになることもあるので、GPSは必携です。
知っておきたかったこと
歴史的な街、オストゥーニやレッチェを観光したいと考えていましたが、実際には数時間の散策で十分です。宿泊はビーチリゾートや農家宿に充て、レッチェは日帰りで訪れるのがベストでした。
オストゥーニのドゥオーモに面した18世紀のロッジア、アルコ・スコッパ。
レッチェのサントルツィオ広場での夕暮れ。
やること
朝食は贅沢に
プーリアのホテルは、宿泊料金に含まれる朝食が驚くほど豪華です。バッラタ、ストラチアテッラ、地元のパンやジャム、焼きたてのペストリー、手作りヨーグルトやシリアルがテーブルに並びます。思い切り楽しんでください。
ビーチと断崖でリラックス
プライベートビーチクラブは、少額の料金(1人15ユーロ以下)でタオル、チェア、パラソル、トイレ、レストラン、ワインサービスを提供します。おすすめは、ボヘミアンな雰囲気のCoccaro Beach Club、地元感が強いTogo Bay Beach Club(ポルト・チェサレオ)、そして断崖でのんびりできるLa Dolce Riva(オトラント近郊)です。
街歩きで観光
太陽の休憩や文化体験が欲しいときは、以下の街を訪れましょう。
- アルベロベッロ:円錐形屋根の白い石造り住宅「トゥッリ」が有名。早めに訪れると混雑を避けられます。
- オストゥーニ:白壁の中世城壁都市。狭い路地をゆっくり散策し、迷子になるのも楽しみのひとつです。
- レッチェ:バロック様式の街並みが特徴。地元のレストランLe ZieやRistorante la Torre di Merlinoで食事を。La Scarpettaは価格が高く味が薄いので避けましょう。
- オトラント:港町。ジェラートや手作りレザーサンダルが楽しめます。
La Dolce Riva ビーチクラブでの日光浴スポット。
Coccaro Beach Club のボヘミアンベッド。
地元ワインを味わう
プーリアの赤ワインはフルボディで、ネグロアマーロやプリミティーヴォが主に使用されます。白ワインは少数ですが、ドライで爽やかなヴェルデカが人気です。ビーチクラブやレストランのハウスワインはコスパ抜群です。
特別なサンセットドリンクは、Borgo Egnaziaのバーや、断崖に作られたGrotta Palazzese(ポリーニャーノ・ア・マーレ)がおすすめです。
アグリツーリズモで食体験
プーリアでは「アグリツーリズモ」の看板が至る所にあります。農場が宿泊・食事を提供し、地元の暮らしを体感できます。
オストゥーニ近郊のMasseria il Frantoioは、予約必須の有機農園。オーナーの案内で農場見学後、女性シェフが作る8コースの季節料理を堪能できます。ピザ、手作りソーセージ、ペストとズッキーニの花のパスタがハイライトです。
もう一つのおすすめは、豪華なMasseria Potentiです。
料理教室に参加
プーリア料理は「cucina povera」(貧しい料理)と呼ばれ、シンプルながら濃厚な味わいが特徴です。南部のパスタはセモリナ粉と水だけで作られ、軽い食感が楽しめます。
バジリカータのPalazzo Margheritaでのクラスでは、オレキエッテの作り方やバッラタの形成を学びました。プーリア本土ではCook in Pugliaが質の高いクラスを提供しています。
Masseria Torre Coccaro の礼拝堂スイート。
Masseria Torre Coccaro のシックな客室。
La Fiermontina の客室。天井は地元の砂岩で作られたアーチ型。
宿泊施設
Masseria Torre Coccaroと姉妹ホテルMasseria Torre Maizzaは、ビーチから車で5分の好立地。石造りの農家をリノベーションした客室は、Avedaスパや豪華な朝食といった5つ星の設備を備えています。
La Fiermontinaはレッチェにある新しい「アーバンリゾート」。プールと広い敷地があり、都会的な滞在を好む旅行者に最適です。
Il Convento di Santa Maria di Constantinopoliは、イギリス貴族アルスター・マカーレイン夫妻が復元した8室のB&B。書籍やアフリカ・アジアのテキスタイルが並び、オープンキッチンで自由に食事やカクテルが楽しめます。まさに一生に一度の体験です。
旅程例
Day 1: NYC → ローマ → バリへ。バジリカータの Palazzo Margherita にチェックイン。
Day 2: マテラの古代都市を散策し、Sextantio le Grotte della Civita に宿泊。
Day 3: Alberobello に立ち寄り、Masseria Torre Coccaro へ移動。ビーチクラブでリラックスし、夕食は Masseria il Frantoio。
Day 4: Ostuni と Togo Bay Beach Club に立ち寄り、レッチェへ。La Fiermontina に宿泊。
Day 5: La Dolce Riva で朝を過ごし、午後はオトラント観光。Il Convento di Santa Maria di Constantinopoli にチェックイン&ディナー。
Day 6: ブリンディジ空港からミラノへ帰路。
Il Convento のお気に入りコートヤードの一角。
本のコレクションの一部。
Il Convento の朝食:地元ジャムと焼きたてパン。ハムが乗った大きなローフが特にお気に入り。
旅行計画のポイント
アクセス方法
Alitalia、Ryanair、EasyJet、British Airways などが、バリ空港(BRI)とブリンディジ・サレント空港(BDS)へ毎日直行便を運航しています。
現地での移動手段
プーリアは公共交通が不便なため、レンタカーとGPSが必須です。狭い田舎道をスムーズに走るために、事前にルートを確認しましょう。
ベストシーズン
観光シーズンは5月下旬から9月中旬。7・8月は混雑しますが、9月上旬は価格が下がり、天候も温暖で過ごしやすいです。
その他の情報
チェックイン/チェックアウト情報:Il Convento di Santa Maria di Constantinopoli、Palazzo Margherita、Sextantio le Grotte della Civita(マテラ)




