2023年秋、クロウ・アジアン・アート・ミュージアムの拡張計画を探る
ダラス・アーツ・ディストリクトの中心に位置するクロウ・アジアン・アート・ミュージアムは、無料入館でアジアの名作を鑑賞できる文化拠点です。2018年秋の拡張を前に、マーケティング・マネージャーのサラ・カーン氏に、ミュージアムの歴史・今後の展望についてインタビューしました。
クロウ・コレクションはいつ一般公開されましたか?
1998年12月5日、トラメル&マーガレット・クロウ・コレクション・オブ・アジアン・アートがダラス中心部のフローラ・ストリート2010番地に常設ミュージアムとしてオープンしました。
コレクションに含まれるアジア地域と、今後の拡充計画は?
所蔵品はアジア全域にわたり、6000年以上の歴史を持つ作品を展示。カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、韓国、ミャンマー、ネパール、タイ、チベット、ベトナムなどが含まれます。特に中国の翡翠(玉)コレクションは約500点を誇ります。今後も質の高い寄贈やギフトを通じて所蔵を充実させていく方針です。
ダラス中心部にミュージアムがある意義は?
アップタウン、ダウンタウン、ディープ・エラムといった個性豊かなエリアに隣接しており、アクセスが非常に便利です。地元住民だけでなく観光客にも利用しやすく、リピーターを増やす効果があります。
名称変更で「クロウ・ミュージアム・オブ・アジアン・アート」になった理由は?
新名称は、公共の信頼を広げ、コレクションやプログラムの多様性を表すために今秋採用しました。地域社会からの支援が厚いことも示しています。
拡張で来館者は何を期待できるか?
新たに地下ギャラリーが増設され、既存の上層ギャラリーと木とガラスの階段、モダンエレベーターでつながります。ロータス・ショップが本館に復帰し、アジア風のギフトやコレクティブルを街路入口から購入可能です。さらに、ファミリーやアーティスト向けにワークショップや体験型クラスを提供する「パール・アート・スタジオ」も開設予定です。詳細は今夏に発表します。
年間を通じて訪れたくなる理由は?
ミュージアムは、アジアの美術・文化に関する日常的な学びの機会を提供することを使命とし、入館料は一切かかりません。
あまり知られていないミュージアムの逸話は?
所蔵する結晶のうち、直径11と3/8インチ(約29 cm)の完全無欠なものは世界で2番目に大きく、最大はワシントンDCのスミソニアンが保有しています。この結晶は今秋展示されます。
今後の展望は?
再オープンと20周年記念に向けて新しい展覧会やプログラムを企画中です。現在開催中の展示は「Earthly Splendor: Korean Ceramics from the Collection(コレクションからの韓国陶磁の煌めき)」と「Fierce Loyalty: A Samurai Complete(忠誠の魂:侍の全貌)」です。
写真クレジット: クロウ・アジアン・アート・ミュージアム提供。土製具装鎧、阿部正俊(1700‑1769)氏の装飾品。江戸時代(1615‑1769)。鉄、漆、絹、絹織物、皮革、木、馬毛、金・ブロンズ・シルク等。




