ニューヨーク・シティアイランドの魅力と楽しみ方
シティアイランドとは
シティアイランドは、マンハッタンを離れ、ブロンクスの北端に位置する小さな島です。ロングアイランドサウンドとイーストチェスター湾に挟まれたこのコミュニティは、ニューヨーク市の隠れた宝石と呼ばれています。1600年代にイギリス人入植者が定住し、170〜180年代にはカキ漁師や危険な海域を案内するヘルゲート・パイロットが活躍しました。19世紀から20世紀中頃にかけては船舶建造の中心地となり、第一次・第二次世界大戦中には軍用タグボートや掃海艇、PTボートが多数生産されました。
現在は住宅街が主体で、素晴らしい水辺の景観と小さな町の雰囲気が残っています。観光客が多いサウスストリート・シーポートとは違い、レストランやフードコートが密集するエリアはなく、地元住民が日常を送る静かな場所です。
実際に歩いてみた体験
友人のジョナと共に島を散策し、墓地や個性的な店、隠れた路地を巡りました。トレーダー・ジョンズという海洋系のジャンクヤードではロブスタートラップや手刺繍の魚、昔の道路標識などが展示されていました。サーファーがスタンドアップパドルボードで海へ向かう姿や、釣り道具を抱えて帰る漁師も見かけました。以下に、シティアイランドを訪れる際のおすすめポイントをまとめました。
早めに訪れる
土・日曜の午後は混雑が予想されるため、正午までに到着するのがベストです。昼食時に海辺のレストランを利用すれば、ディナー時の混雑を避けられます。
アクセス方法の準備
車での来訪が最も便利です。City Island AvenueのFordham Street付近に路上駐車できるスペースがあります。公共交通機関を利用する場合は、#6地下鉄でPelham Bay駅へ向かい、Bx 29バスに乗り換えてFordham Streetで下車します。所要時間は約1時間です。
City Island Avenueから散策開始
島のメインストリートであるCity Island Avenueは、店やレストラン、19世紀の船長邸が点在しています。デリで販売されているローカル新聞『The Island Current』を手に、Sugar and SpiceのアイスコーヒーやLickety Splitのアイスクリームを楽しみながら街の雰囲気を味わいましょう。

Pelham Cemetery(ペラム墓地)
路地裏を探検
ほとんどの横通りは水辺へと続き、West側からはマンハッタンのスカイラインが見渡せます。Tier StreetやBay Streetの可愛らしいコテージ、Schofield Streetのヴィクトリア様式の大邸宅を巡りましょう。Fordham Streetを西へ進むと、隠れた路地に小さな家と咲き誇るアジサイがあります。東側に向かうとCity Island DinerとNautical Museumがあり、King Avenueへ左折すると代々同一家族が住むバンガローが並びます。
City Island Nautical Museum
Fordham Streetのダイナーのすぐ向こうにあるこの博物館は、かつて島の公立学校として使用されていた建物です。1800年代の遺物が展示された教室や、漁業・ヨット・造船の250年にわたる歴史を紹介する展示が充実しています。入館は無料で、土・日曜の13時から17時まで開館しています。

シーフードを堪能
海辺のレストランは数多くありますが、島の北端にあるSea ShoreやPortofinoは特に評判が高いです。Harlem Yacht Club、City Island Yacht Club、Stuyvesant Yacht Clubといったヨットクラブのレストランも利用可能ですが、事前に非会員の受け入れ可否を確認してください。カジュアルに楽しみたいなら、島の南端にあるJohnny's ReefやTony's Pierで蒸しエビやフライドシュリンプをテイクアウトし、ベイを見渡すピクニックテーブルで食べるのがおすすめです。地元の人はArtie'sやThe Black Whale(裏庭が可愛い)を好んで利用しています。
アートシーンを探索
City Island Avenue沿いには個性的なギャラリーやアンティークショップが点在しています。長年住むオーナーと会話しながら掘り出し物を探すのも楽しいでしょう。Early Ruth AntiquesやRuth Markoweが経営する店、1974年創業のFocal Point Gallery(写真家Ron Ternerが運営)では新進アーティストの作品やハンドメイドアクセサリーが販売されています。Kaleidoscope Galleryは陶芸やジュエリー、キャンドルなどのギフトアイテムが揃い、土曜はStarving Artist Café & Galleryでオープンマイクが開催されます。
無料トロリーバスに乗る
毎月第1金曜日の夕方(4月〜12月)に、Pelham Bay駅発のCity Island Seaside Trolleyが1時間ごとに運行します。乗り降り自由で、乗車券は提携店で割引特典が受けられます。First Fridayの夜はギャラリーのレセプションやショップの試食会が行われ、島の活気を体感できます。




