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9/11メモリアル・ミュージアム:広大な展示空間でアメリカの悲劇を体感する

2001年9月11日のテロ事件という、米国史上最も衝撃的な出来事をどう受け止めるか。9/11メモリアル&ミュージアムが2009年に開館して以来、地下に広がる壮大な展示空間は、毎日何百万人もの訪問者で賑わい、ニューヨークでも屈指の人気スポットとなっています。

入場者数が予想を上回るため、事前にオンラインでチケットを購入するのが最も安心です。最大3か月前から予約でき、希望の日付と入場時間を選択可能です。入館前にはセキュリティチェックが行われます。

9/11メモリアル・ミュージアム:広大な展示空間でアメリカの悲劇を体感する

写真提供: Irina Lee

地下7階、約110,000平方フィート(約10,200平方メートル)の展示エリアは、個人的な体験と歴史的背景を交錯させながら、当日の悲劇を語ります。多くの来館者が「胸が締め付けられるほど感情的」な体験だと語るのも頷けます。

ミュージアムは複数のゾーンに分かれています。緩やかなスロープを下りるとまず「歴史展示」エリアに到着し、9/11以前・当時・その後の政治的・社会的背景が紹介されます。ここでは、ワールドトレードセンター、ペンタゴン、フライト93、さらには1993年の同施設への攻撃までが網羅されています。

実物の遺物、写真、映像、当事者の証言、リアルタイムの音声記録を通じて、ハイジャック機やツインタワー、ペンタゴンで起きたドラマが体感できます。救助隊員や市民の勇敢な行動を描いた映像も数多く展示されています。

空港でのハイジャック犯の検査映像は目を背けたくなるほど衝撃的です。さらに、壁の裏に「特に衝撃的な映像」と警告された映像があり、燃え盛るタワーから飛び降りた人々の姿が映し出されています。

「メモリアル展示」エリアでは、9/11と1993年の犠牲者に捧げられた追悼の場が設けられています。「顔の壁」ではタッチスクリーンで個々の犠牲者情報を検索でき、家族や友人、同僚からのメッセージも閲覧できます。

9/11メモリアル・ミュージアム:広大な展示空間でアメリカの悲劇を体感する

写真提供: Pete Bellis

展示されている実物遺品の一部を紹介します。

  • 焦げたアメリカ国旗
  • 19人のハイジャック犯の写真
  • フライト11の衝撃で変形した巨大鋼梁
  • 燃えるタワーから脱出した人々の靴
  • 破壊された消防車2台と警察車両1台
  • 壊れた消防士のヘルメット
  • 血でにじんだメモ(「84階西オフィス、12人が閉じ込められた」)

「基礎ホール」では、倒壊した瓦礫の中で最後に残った高さ36フィート(約11メートル)の「最後の柱」や、救助隊員が残した碑文・遺品・行方不明者の掲示板が展示されています。

展示をすべて回るには最低でも2時間は見て回ることをおすすめします。

論争を呼んだ開館

ミュージアムは開館当初から議論の的でした。入場料24ドルは高額と批判され、一部展示は過激すぎるとの声もありました。また、ギフトショップやフルサービスのレストラン(アルコール提供)を設置する計画が、シンプルなカフェに変更されたことも話題に。さらに、敷地内に残る8,000点以上の身元不明遺体が埋葬された墓が商業施設と隣接していることに対し、遺族や関係者からの反発もありました。墓壁にはローマ詩人ヴィルギリウスの言葉「時の記憶からあなたを消す日は来ない」が刻まれています。

9/11メモリアル

地上に戻ると、ツインタワーの跡地に広がる16エーカー(約6.5ヘクタール)のメモリアルがあります。4つの滝を囲む銅製の壁面には、2001年9月11日と1993年2月26日の犠牲者2,983人の名前が刻まれています。メモリアルは無料で、入場パスは不要です。

9/11メモリアル・ミュージアム:広大な展示空間でアメリカの悲劇を体感する

写真提供: Tom Hart

営業時間・入場料

ミュージアムは毎日午前9時から午後9時まで開館しています。入場料は大人24ドル、65歳以上・米退役軍人・大学生は18ドル、7歳から17歳の子どもは15ドルです。5歳未満は無料です。

メモリアルは午前7時30分から午後9時まで無料で開放されています。詳しくは公式サイト www.911memorial.org をご覧ください。

毎週火曜の夕方(午後5時〜閉館)にはミュージアム入場が無料となります。最終入場は午後7時で、オンライン予約は火曜の2週間前の午前9時から受け付けています。当日券は午後4時30分以降、窓口で先着順で販売されます。

所在地

メモリアルとミュージアムはローワーマンハッタンのワールドトレードセンター敷地内、リバティ通りとグリニッジ通りの交差点に位置しています。リバティ通りとウエスト通り、ウエスト通りとフルトン通りにも入口があります。公共交通機関の利用が強く推奨されます。

(トップ写真提供: Jin Lee / 9/11メモリアル)


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