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利他主義で再びつながる

序章

ダウソン・ウッドのほぼ中心に立つ巨大な送電塔の下で、私は景色を眺めた。視線は張り巡らされたケーブルをたどり、クリアフェルの窓越しにエアー・バレーとベイルドン・ムーアへと伸びている。朝日の光が遠くの紫色に咲くヘザーを照らし、左手には小さな松林、右手には小道が交差する原生林が広がる。そよ風が汗ばんだ背中を冷やし、金属構造の上を通り過ぎる音が耳に届く。両側の樹々が揺れ、スパロウホークの鳴き声が遠くヨークシャー・デイルへと運ばれる。

鹿との出会い

小道を下りて走り出そうとした瞬間、私はシカと正面から顔を合わせた。どちらが先に驚いたか分からないほど近くで、しばらく見つめ合った後、鹿はすぐに道の脇へと跳び去った。この自然との密接な遭遇は、私に世界との一体感をもたらした。

人間の痕跡

走り続けていると、二本のエナジードリンクのボトルが小道の真ん中に置かれているのを見つけた。その鮮やかな色彩は蛍光ヘザーとは対照的で、瞬く間に心の安らぎは失われた。自然に浸っていた幻想が、たちまち崩れた瞬間だった。

利他主義で再びつながる

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人の手が及んだ風景

この小さな森林のほぼ全ては、人間の手や足によって形作られている。送電塔はブルータリスティックな美しさを放つが、決して自然ではない。遠くの荒野も、何世紀にもわたる土地管理の結果であり、原生林の中にも小さな砂岩採掘場のくぼみや石垣の残骸、見えない境界を示す石製の門柱が点在する。北ブラッドフォードの郊外に位置するダウソン・ウッドは、荒野ではなく、どこかしら人の痕跡が残る場所だ。

都市部の自然の価値

道路・鉄道(実際に私が立っている地面のすぐ下を走る線路)・運河に囲まれたこの三角形のエリアには、様々な樹木、キツツキ、キツネ、アナグマ、サギ、フクロウ、野生キノコ、ブルーベル、ニンニク、レッド・カイト、そしてスパロウホークや鹿が生息している。荒野ではないからこそ、街の端にある自然のポケットとして特別で重要な場所となっている。

パンデミックと自然へのアクセス

過去2年間、都市近郊の森林や公園、荒野は多くの人々にとって救いの場となった。日々の運動や、ストレスに満ちた世界からの逃避として機能した。調査によれば、英国成人の95%が自然へのアクセスがメンタルヘルスに重要だと答えている。

利他主義で再びつながる

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アクセスの不平等と緑地の役割

「外は無料」という考え方は、実際には特権的な立場にある人々だけが簡単に自然に触れられるという前提に基づく。低所得地域に住む多くの人々にとって、山や遠い自然は物理的・心理的に手の届かない存在だ。したがって、郊外や半農村の緑地は、身近な自然体験とさらなる探検への入り口として二重に重要である。

利他主義とトラッシュ・フリー・トレイルズ

私が小道でルコゼイドのボトルを見つけたとき、胸が痛んだ。ダウソン・ウッドは他の多くの場所と同様にゴミ問題に悩んでいる。Trash Free Trailsは2025年までにトレイル上のゴミを75%削減することを目標とする非営利団体で、清掃活動だけでなく、人々と自然との再接続を促す取り組みも行っている。ゴミは自然を利用した人間が残したものであり、私たち自身が潮流であることを忘れてはならない。

個人的な行動

私は走りながら小さなパックを持ち、見つけたボトルを拾い集めた。たった5秒の行動が、トレイルとの関係をポジティブに変えた。自然は私に喜びを与えてくれるが、私もそこに存在しないものを取り除くことで、より深い所有感と保護意識を育んだ。

利他主義の心理的効果

利他行為は完全に無私ではなく、行うことで自分も幸福感を得る。脳のつながりが強化され、コミュニティへの帰属感が高まる。Trash Free Trailsの調査でも、清掃に参加した人のほとんどが誇りや幸福感、自然への親近感を報告している。利他行為は感染しやすく、他者の行動を見れば自分も同様に動きやすくなる。

再びつながるための小さなステップ

COVID以前から、私は世界に漂流し、どう生きればいいのか分からないと感じていた。走り出す前にニュースやSNSで暗い情報に晒され、イライラや不安に包まれていた。走ることで一時的に切り離されたが、ボトルを拾うという小さな行為が、現実世界との再接続を促した。自分が住む場所を守ることで、自己のケアにもつながると実感した。今では、速さや距離よりも、自然への保護者としての意識が冒険の原動力となっている。



トラベルノート
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