ハイドラ島の冬訪問
ハイドラ島の冬の魅力
夏のリゾートとして有名なサロニック海の小さな宝石、ハイドラ島。夏は温かな海とタヴェルナ、バーで賑わいますが、真の姿を知りたければ、冬の静けさと澄んだ太陽を体験しに行くべきです。
観光客がほとんどいない冬のハイドラは、誰もが自分だけの空間を手に入れたかのようです。人がいないビーチ、数軒だけのタヴェルナ、穏やかな埠頭は、夏には決して見えない秘密を教えてくれます。
永遠の夏の恋人、冬のハイドラ
私は長年ハイドラを夏の恋人として愛してきましたが、冬に訪れたのは今回が初めてです。いつもの儀式は変わりません。港に着くと、まず右側に常に防波堤の端に停泊している鮮やかな青い船に目を向けます。赤い船体と黄色いクレーンが特徴のその船は「Christos – Nektaria(クリストス・ネクタリア)」と名付けられ、年を重ねるごとに私の友人のような存在になっています。
その後、街を見渡すと、心が満たされる温かい感覚が胸に広がります。クルーズ船が1日1回だけ島に寄港し、観光客がほとんどいなくなると、正午までにハイドラは私だけのものになります。
冬の風景
人がいない埠頭は、夏のテーブルや日除けの影がなく、倍以上の広がりを感じさせます。柔らかな冬の光が白く塗りつぶされた壁をさらに明るく照らし、教会の黄土色のドームは深みのある色合いに変わります。
海は灰青色に染まり、ギリシャの画家パナギオツ・テティスが語ったような、祖国への愛を思わせる色です。丘は緑の低木や草が覆い、夏になると乾いた麦色に変わる前の姿が残っています。
冬のハイドラは、静けさと自然の美しさが調和した、まさに別世界です。




