農園からカップへ – アンティグア近郊 フィンカ・フィラデルフィアのコーヒーツアー
ツアー概要
コーヒー愛好家として、グアテマラ・アンティグア郊外に位置する名高いコーヒー農園、フィンカ・フィラデルフィアを訪れずにはいられませんでした。この農園は国内屈指の高品質豆を生産し、プレミアムなグアテマラコーヒーの製造過程を学ぶ絶好の機会を提供してくれました。
中米に到着した際、スターバックスなどで味わう濃厚で香り高いグアテマラコーヒーとは対照的に、一般的なカフェのコーヒーは期待外れでした。観光地でも例外は少なく、フィンカ・フィラデルフィアは本物の味と品質を体感できる貴重な場所でした。
ジョコテナゴとサン・フェリペ・デ・ヘススの間、アンティグアから車で約10分の場所に広がる700エーカー(約2.8平方キロメートル)の農園です。グアテマラ全体で約12万ヘクタールのコーヒー農園があり、世界全体の生産量のたった3%しか占めませんが、需要は依然として高いです。
ツアーは、同じくコーヒー好きが集まったラフなジープと、英語が堪能なガイドのホセウと共に出発。最初に訪れたのは苗床で、サッカー場サイズほどの広さに何千本もの若木が並んでいました。ロブスタとアラビカの品種について学び、グアテマラの虫が多い土壌でも大量の農薬を使わずに育てるため、耐病性の高いロブスタの根に日陰を好むアラビカを接ぎ木する技術が採用されていることが分かりました。

ここでは、6人の女性が1日あたり約1,300本の接ぎ木を行います。根の切断はミリ単位の精度で行われ、結び目も手作業です。ホストは、男性の手による接ぎ木の成活率はわずか17%に対し、女性は96%に達することを説明し、女性の繊細な作業が成功の鍵であると語りました。
接ぎ木された苗は成木になるまで5年かかり、以降は3年ごとに実が付くサイクルです。1サイクルで生産できるのは、焙煎した豆で約32杯分(1パック)に過ぎません。熟したベリーは甘くも酸味があり、ジープで揺れるプランテーションの中を巡りながら収穫します。
熟した赤いチェリーは、25ポンド(約11kg)重さのバスケットを背負った作業員が手摘みし、1日5回のペースで収穫されます。収穫後は機械で果肉を除去し、発酵させます。
発酵が終わった豆は洗浄され、コーヒーマスターの監視のもと乾燥されます。黄金色に変わり、乾いた豆がカリカリと音を立てたら完了です。その後、ドイツ製などの専用機械でハスク(外皮)を取り除き、コンベアベルト上で女性が手作業で選別します。中サイズの豆だけがプレミアム輸出向けに選ばれ、サイズが小さい・大きいものはブレンド用やインスタントコーヒーに回されます。


収穫された豆のうち80%は輸出に回り、残りの20%だけが国内販売やオンラインショップで購入可能です。そのため、現地で高品質のコーヒーを手に入れる機会は限られています。
焙煎は香り高い焙煎室で行われ、ツアーの最後は敷地内カフェでエスプレッソ、カプチーノ、ブラックコーヒーの無料テイスティングが提供されました。まさに至福のひとときです。

豆の世界的供給の約25%はスターバックスが調達しています。いつか現地にスターバックスができたら嬉しいですね。
訪問方法
公式ウェブサイトからツアーを予約できます。クラシックなコーヒーツアー(テイスティング付き)やラテアート体験、フードペアリングなど多彩なプランがあります。また、コロニアル様式のリゾートでプールや温浴、ジム、ウェディング会場を備えた宿泊施設も提供されており、詳細はメールで問い合わせてください。
その他の写真はこちらのスライドショーをご覧ください。




