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ラン・ウツァヴ:費用と距離がネック、価値は低い

インド・グジャラート州観光局が毎年11月から2月にかけて開催する『ラン・ウツァヴ』は、過去数年でインド国内外の旅行者に人気が高まっています。2001年の地震で荒廃したクチ地方を再び訪れさせる試みとしては評価できますが、実際のコストパフォーマンスは残念ながら期待外れです。

プレミアムテント(ラジワディ・ブンガ)に宿泊し、食事付きの1泊2日パッケージを利用する場合、1人あたり約6,000ルピー(税別)かかります。追加の人数ごとに約4,000ルピー+税が必要です。つまり、3人家族で15,000ルピー以上の費用がかかる計算です。

最新の料金は公式サイトをご確認ください。

以下では私の体験を交えつつ、ラン・ウツァヴへの訪問を控える理由を紹介します。また、クチ地方全体の旅行情報は別の記事でまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。

ラン・ウツァヴ:費用と距離がネック、価値は低い

ラン・ウツァヴとは?期待できることは

実際に訪れると、テントで構成された大規模なキャンプ都市と、やや混沌とした文化体験が目立ちます。観光局は入場料を支払わない人が見学できないよう、テント都市を壁で囲んでいる点もマイナスです。

クチの白い砂漠(ホワイトデザート)についての情報が不足しているため、主催者は商業的な利益を優先している印象を受けます。特に、デホルド周辺の白い砂漠は他のエリアに比べて混雑し、汚れが目立ちます。キャメル・キャートではなくバスでの移動になる点も、期待外れの要因です。

ラン・ウツァヴ:費用と距離がネック、価値は低い

全体像を把握する

クチを訪れる主な目的は、次の2つの自然景観です。

  1. グレート・ラン・オブ・クチ(白い砂漠)
  2. リトル・ラン・オブ・クチ(塩原と割れた土地)

25日間のグジャラート縦断バックパッキングで、デホルド近郊のグレート・ランよりも静かで美しいスポットをいくつか見つけました。デホルドの砂漠は観光客で白さが失われ、静寂さが失われています。

ラン・ウツァヴ:費用と距離がネック、価値は低い

デホルドはインドでも有数の観光地で、2015年にはモディ首相が3日間滞在し、3.1億ルピー相当の防弾テントを設置しました。

ラン・ウツァヴに行かない代替案

要は自分だけの旅程を組むことです。特に自然景観を重視するなら、混雑したイベントよりも以下の場所をおすすめします。

  • ブジュから東へ約100kmにある『エカル・カ・ラン』は、ロマンチックな孤独感が味わえる穴場です。
  • ドホラヴィラ付近の白い砂漠は、7kmにわたる直線道路が続き、ドライブが楽しめます。

デホルドの白い砂漠をどうしても見たい場合は、ブジュから日帰りツアー(往復約4時間)で訪れることが可能です。ただし、テント都市の内部には入れませんので、周辺のマーケットや砂漠自体だけを楽しむ形になります。

公共バスはブジュとデホルドの中間で止まるため、現地でバイクをレンタルするか、地元の人と交渉して1日だけ借りると便利です。

ラン・ウツァヴへのアクセス方法

訪問を検討するなら、以下の交通手段があります。

  • ブジュ駅までの列車(デリーやムンバイから直通)
  • ブジュ空港への国内線。遠方からはアーメダバード経由でバス・列車に乗り換える方法も。
  • グジャラート内や近隣ラージャスターン州からの長距離バス

また、ブジュに宿泊し、タクシーやバイクで近郊のラン・エリアを日帰りで巡るプランもおすすめです。ラッカパット要塞やクチの地元アートを同時に楽しめます。

ベストシーズン

クチはモンスーン期(6〜9月)に雨が多く、10月以降乾き始めます。観光シーズンは10月下旬から3月末までです。

ラン・ウツァヴの最適な時期は1月と2月で、気温が最も快適です。混雑を避けたいなら11月・12月・3月がベストです。

砂漠は朝夕が最も過ごしやすく、満月の夜は写真撮影に最適ですが、同時に最も混むことを覚えておきましょう。


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