ジャムーからキラーへのバイク旅行日程:バショリ、サーサル、バダーワ、グラブガル、パトニトップ
バイク旅行を計画していますか?本記事では、ジャムーからキラーまでの7日間の旅程を紹介し、人生で最も冒険に満ちたロードトリップの作り方をご提案します。
この記事では、ジャムー‑バショリ‑サーサル‑バダーワ‑グラブガル‑キラー‑グラブガル‑パトニトップ‑ジャムーというルートの道路状況や走行ポイントを詳しく解説します。ロイヤルエンフィールドはもちろん、パルサーやアパッチなどの大型バイクでも走行可能です。
ヒマラヤでの初めての本格ツーリングとして、私にとって忘れられない経験となりました。さっそく旅程をご覧ください。
ジャムー‑キラー ロードトリップ日程
日ごとの走行ルートは以下の通りです。
- ジャムー → バショリ
- バショリ → サーサル
- サーサル → バダーワ
- バダーワ → グラブガル
- グラブガル → キラー(往復)
- グラブガル → パトニトップ
- パトニトップ → ジャムー
走行距離は総計約900kmで、1日あたり150km未満の走行です。60台以上のバイクが参加した大規模ツアーでしたが、個人でゆっくり回る場合は3〜4日で完走できます。
ジャムー‑キラー ルートマップ

走行は7日間連続で行い、毎日150km未満に抑えて余裕を持ったペースで進みました。大人数での合流や4×4車のサポートが必要な箇所もあり、計画的な準備が重要です。
急がず、景色や出会いを楽しむことがこの旅のポイントです。

取材の背景
昨年のスピティ渓谷ツアーの後、読者から「スピティ渓谷はどれほど商業化されているか?」と質問がありました。スピティ渓谷はまだ人里離れた場所ですが、徐々に混雑が進んでいます。ヒマラヤで本当に人が少ないバイク道を求めるなら、私のおすすめは「ジャムー‑キラー」ルートです。
J&K観光局のメディア招待で、全国から集まった60台超のバイクと共にこのルートを走破。未踏の谷や小さな町をゆっくり巡り、7日間で「見えない場所」の探検を実現しました。

パトニトップやバショリ、グラブガルは観光客が一定数訪れますが、バダーワやサーサルはまだ静かなままです。特にバショリ‑サーサル‑バダーワ‑パトニトップの区間は、インド国内のバイク仲間でもほとんど走ったことがない路です。
それでは、7日間の旅程を日別に見ていきましょう。
関連記事: ヒマラヤでの初本格バイク体験
バショリ、サーサル、バダーワ、グラブガル、パトニトップ
ジャムー → バショリ

バショリへ向かう道は、所々で段差がありますが全体的に快適です。急な登り坂から見渡す谷は絶景で、ジャムー‑カトラ間の鉄道橋も見どころです。
途中のマンサール湖(ブッタル)はマハーバーラタにまつわる伝説が残る歴史的名所。湖畔で軽食をとり、午後の走行に備えましょう。
- 工事中の区間がありますが、概ねスムーズに走行できます。
- 5時間以内でバショリに到着可能です。
- バショリは小さな町ですが、バショリ要塞、アタル橋、ランジットサガールダム湖など観光スポットが点在します。
- 宿泊は民宿やJ&K政府運営のTRCバショリが利用できます。
- 季節を問わず楽しめるルートです。
バショリ → サーサル

2018年に国道指定されたこの区間は、バショリからバニまで舗装されていますが、バニ以降は山岳パスが続き、荒れたトレイルへと変わります。土砂崩れの影響で通行止めになることもありますが、景観は格別です。
- 標高は海抜1700ftから始まり、120kmで約7000ftに達します。
- バニまでは比較的平坦ですが、そこを過ぎると急勾配が続きます。
- サーサルは小さな町で、政府所有のTRCサーサルが唯一の宿泊施設です。数十名がテントで宿泊できます。
- バニ〜サーサル間の見どころは、七つの滝、カシミールトラウトの養殖場、バニ村です。
サーサル → バダーワ

実際の距離は約50kmですが、標高差と道路状態のため4〜5時間かかります。チェッタルガラ峠(標高約10,000ft)を越えると、壮大なパノラマが広がります。
- 給油所がない区間ですので、燃料は十分に確保してください。
- バダーワはヒマラヤでは数少ない清潔で静かな大町です。1泊は必須です。
- 道中のカーブや開けた谷は、走りながら景色を堪能できるハイライトです。
バダーワ → グラブガル

バダーワからグラブガルへは、舗装路、砂利道、急峻な峡谷が交錯する多様な風景が楽しめます。途中ドーダを回り、キシュトワールで休憩すると、チェナブ川の左岸を眺めながら峠道を走れます。
- 全行程で約5時間、キシュトワールを中継点にすると2〜3時間で区間を走破できます。
- キシュトワールは次の区間(キラ―)へ向かう前に整備と給油を済ませる拠点です。
- 宿泊施設は多数あるため、4日目の夜は心配無用です。
- キラ―へ続く道はインド・ヒマラヤ屈指のバイクルートとして評価が高いです。
グラブガル → キラ―

この区間が旅のハイライトです。狭く急勾配の峡谷が続き、インド・ヒマラヤでも最も危険と言われる路面です。
- 往復で7〜10時間の走行時間を見込んで、早朝に出発してください。
- 私たちはサンサリ(片道35km)まで走り、ヒマーチャル国境で写真を撮って帰還しましたが、総走行時間は6時間超でした。
- 砂利路は滑りやすいため、タイヤのグリップを確認しましょう。
- 四輪車での走行は、運転技術が極めて高くない限りおすすめできません。
グラブガル → パトニトップ

出発前に、10分ほどで到達できる温泉『タプタ・パーニ』で体を温め、運転感覚をリセットしましょう。キシュトワール以降は比較的緩やかな道が続き、5時間以内で到着できます。
- 前半の道が印象的だったため、後半はやや退屈に感じましたが、全体としては快適です。
- この区間だけでも十分に楽しめますので、気を抜かず走り切ってください。
パトニトップ → ジャムー

パトニトップは、標高が高く冬は氷点下になるため、避暑地や週末の小旅行先として人気です。標高15km(約1時間)の登りを抜けると、ナータ・トップがあり、ピル・パンジャル山脈のパノラマが楽しめます。
帰路にはサンサリ湖と、全長9.2kmのインド最長トンネル・チェナニ‑ナシュリ・トンネルがあります。
- ナータ・トップとチェナニ‑ナシュリ・トンネルを訪れる場合、総走行時間は7時間以内です。
- 早めに出発し、ウハンプール付近のトラック渋滞を回避しましょう。
- 帰路は比較的平坦で、旅全体の中で最もリラックスできる区間です。

宿泊情報
バダーワ、キシュトワール、パトニトップは宿泊施設が豊富です。予算に応じてゲストハウスからホテルまで選べます。
サーサルはTRCサーサル(政府運営のテント宿泊施設)が唯一の宿泊先で、約12名が宿泊可能です。キャンプ場も併設されています。
役立つヒント
- ルート全体に給油所が点在しているため、燃料切れの心配はほとんどありません。
- ジャムーでのバイクレンタルは店舗が少ないため、事前に手配しておくと安心です。
- 道路は通年開通していますが、冬季はチャッタルガラ峠が雪で閉鎖されます。雪解け後に再開しますので、最新情報を確認してください。キラ―‑キシュトワール区間は雨や雪で泥濡れしやすく、走行に注意が必要です。




