野生動物・ビーチ・ラム酒で味わうグアドループの素朴な魅力
フランス領グアドループは、フランスの上品さと活気あるクレオール文化が融合した、自然豊かで素朴なリゾートです。蝶の形をした二つの主要島、火山島のバス=テール(熱帯雨林と滝に恵まれた緑豊かな島)と、白砂のビーチが広がる平坦なグラン=テールからなる多様な風景が魅力です。ハイキング、ダイビング、野生動物観察、ラム酒テイスティングといったアクティビティと、クレオール・アフリカ・インド・フランスの食文化が調和したグルメシーンが楽しめます。

観光客がまだ少なく、パステルカラーの家々や活気ある通りのソカリズム、ゆったりとした生活リズムが残る隠れた宝石のような島です。豪華リゾートに頼らず、自然と文化に触れるおすすめスポットをご紹介します。
活火山ラ・スフリエールをハイキング
バス=テールの中心にそびえるラ・スフリエールは標高4,813フィート(1,467m)の活火山です。ユネスコの生物圏保護区「パルク・ナシオナル・ド・グアドループ」の森林の中にあり、1976年の噴火以降は登山が可能です。人気のチェミン・デ・ダム(Chemin des Dames)コースで、ツタが覆う熱帯林や島全体を見渡す絶景、黄縁の噴煙口を巡ります。オタンティック・ツアーズのガイド付きツアーでは、ミネラル豊富な86°F(30°C)の「イエローバス」へ立ち寄ることもできます。
サン・エステ諸島へセイルで出航
9つの小島からなるサン・エステ諸島は、フランス領カリブの漁村風情が残る場所です。かつては英国領だった歴史的背景もあり、独特の雰囲気が漂います。フェリーでグラン=テールまたはバス=テールからすぐのテール・ド・オー(Terre-de-Haut)は、車の入らない丘陵部にスクーターが走り、ブティックやカラフルな家々、コバルトブルーの海が広がります。隠れたビーチやヤシの木が立ち並ぶ岸辺、1867年に築かれた要塞「ナポレオン砦」も見どころです。

ジャック・キュストー保護区でダイビング
先住民が「美しい水の島」カリュケラと呼んだグアドループの海は、サンゴ礁と多様な海洋生物が息づく宝庫です。バス=テール近郊のジャック・キュストー保護区では、ウミガメやタツノオトシゴ、ヒトデ、カラフルな熱帯魚が観察できます。マレンドゥール・ビーチのダイビングセンター(例:プラジール・プランジ・カリュケラ)は、初心者向け体験やPADIコースを提供しています。
奴隷制度の歴史をACTeメモリアルで学ぶ
旧糖蔗工場の敷地に建てられた2015年開館のACTeメモリアルは、グアドループの奴隷制遺産を展示する近代的な博物館です。植民地時代のフランス支配、アフリカからの奴隷貿易、インドからの契約労働者、そして現在に至るまでの歴史を、実物資料や手紙、インタラクティブ展示、音声ガイドで体感できます。訪れる価値の高い感動的なスポットです。

デシャイエ植物園で自然散策
バス=テールのデシャイエは、ビーチと漁村が調和した町で、カラフルな家並みと新鮮なシーフードが魅力です。ハイライトはデシャイエ植物園。熱帯植物や静かな池、オウムが肩に止まる鳥かごがあり、散策しながらリラックスできます。園内レストランでは、ブーディン(血のソーセージ)やアクラ(魚のフリッター)といったクレオール料理を楽しめます。
蒸留所でラム酒テイスティング
カリブのラム酒文化を体感したいなら、島内に点在する9つの蒸留所を訪れましょう。特に東部グラン=テールにあるダモソー蒸留所は、島全体のラム酒半分を生産しています。見学ツアーで蒸留工程を見学し、ショップでお好みのラムを試飲・購入できます。お土産に最適です。

ポワント・ア・ピトルの文化に浸る
グラン=テール最大の都市ポワント・ア・ピトルは、活気ある市場や露店、古びた木造住宅が並び、カリブの生活が色濃く残ります。8月初旬には「シェフの祭り(Fête des Cuisinières)」が開催され、チェック柄の衣装を纏った女性たちが大聖堂からパレードし、手作りのスイーツやレゲエのリズムが街を賑わせます。リゾート地とは一味違う、素朴で生き生きとした雰囲気を体感できます。
ローレン・フランスはAtout France(guadeloupe-islands.com)の支援でグアドループを訪れました。ロングリープランドの寄稿者は無料提供を受け取っていません。




