チリ・アタカマ砂漠の星空
アタカマ砂漠が提供する最高の星空
遠くの銀河に魅了される天文学愛好家にとって、チリのアタカマ砂漠は比類なき星空観測地です。世界で最も乾燥した非極地砂漠として、降水量が極めて少なく、標高は2,410〜4,270メートル、光害もほとんどないため、天体観測に理想的な環境が整っています。

主要な天文観測施設
セロ・パラナル(ESO)
欧州南天望遠鏡(ESO)が管理するセロ・パラナルは、事前予約制の3時間ツアーで見学できます。ここには、8.2メートル口径の望遠鏡4基からなる超大型望遠鏡(VLT)があり、単独の望遠鏡と比べて25倍の解像度を実現します。ツアーでは、映画『カジノ・ロワイヤル』の撮影ロケ地にもなった未来的なホテルロビーも見学できます。標高2,635メートルのロケーションは、まるで月面のような光景です。

ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)
サン・ペドロ・デ・アタカマから東へ約40km、標高5,000メートルのチャハンナトル高原に位置するALMAは、66基の巨大アンテナが最大16kmの仮想口径を形成する世界最大級の地上観測所です。ハッブル宇宙望遠鏡を凌駕する観測力で、宇宙初期の銀河や惑星形成、星の誕生までを捉えます。現在は一般公開用のビジタセンターも開設され、見学が可能です。

サン・ペドロ・デ・アタカマでの星空体験
サン・ペドロ・デ・アタカマでは、エクスプロラ・アタカマのホテル・デ・ララッシュが提供するオールインクルーシブ宿泊プランに、16インチMeade望遠鏡による夜間観測セッションが含まれています。専用ドーム内で超新星、惑星、星団、星雲を観測でき、デジタルカメラでの天体撮影体験も可能です。
また、フランス人天文学者アラン・モーリー氏が主催する『サン・ペドロ・デ・アタカマ 天体探検(SPACE)』は、スペイン語・英語・フランス語で2.5時間の砂漠ツアーを提供。光の届かないエリアで複数の望遠鏡を使い、満月前後を除く毎晩出発します。
特別な星空ツアーとスピリチュアル体験
ラグジュアリーブティックホテル兼スパ『ティエラ・アタカマ』は、隣接するアハラカピン観測所でのプライベート2時間星空ツアーを手配。星空観測とアンデスの宇宙観を融合させ、科学と精神性を結びつける体験が提供されます。天文学ジャーナリストのエルナン・フリオ氏がパラナルツアーで語ったように、宇宙を観測することは「自分自身を観測する」ことでもあるのです。




