ジョシュアツリー国立公園での死に直面した瞬間
灼熱の砂漠、冒険の始まり
6月初旬、モハーヴェ砂漠の気温は最高110°F(約43℃)に達しました。汗だくになりながら、私たちはキャンプの涼しい木陰を離れ、ジョシュアツリー国立公園の巨大な岩群へとハイキングに出ました。正午のハイキングは危険ですが、冒険心がそれを止めませんでした。

人里離れた岩場へ
熱中症の危険がある中、私たちはキャンプから約半マイル離れた、観光客の手が届きにくいと考えられる岩場へと足を踏み入れました。道中、独特の美しさに心を奪われながら写真を撮り続けました。
岩の高さの約3/4の位置で、私はスコットに下から撮影してもらうために立ち止まりました。
思わぬ遭遇
撮影が終わると、スコットは岩の反対側へと向かいました。その先に僅かな段差があり、彼はそこへジャンプしました。その瞬間、鋭いラッテルスネーク(ガラガラヘビ)のガラガラという音が空気を切り裂きました。巨大なヘビが頭を上げ、すぐにでも襲いかかりそうな姿勢です。
『毒蛇から静かに退く』というすべての常識が頭から消えてしまいました。
私は思わず悲鳴を上げ、二人は別々の方向へと逃げ出しました。
スコットの危機
私の視点から見ると、スコットはヘビの危険な頭部と岩壁の間に挟まれていました。恐怖と震える足を抑えながら、私は必死に声を掛けました。「大丈夫、落ち着いて。急に動かないで」。
心の中で「スコットはどうやってここから抜け出すんだ?」と焦りが募ります。
看板で見たように、ラッテルスネークは昼の暑さで岩陰に隠れる習性があることは知っていましたが、実際に目の前にいると忘れがちです。
スコットはヘビから距離を保ちつつ、落下や密集した低木に阻まれた道を慎重に探しました。しばらくして、彼は「茂みの間に隙間がある」と叫び、そこから抜け出しました。
私の降下
スコットが安全を確保した後、私は心臓が激しく鼓動するのを感じながら下を見下ろしました。「下は見えるか?」と聞くと、スコットは「大丈夫、ヘビは届かない」 と答えてくれました。
「本当に大丈夫?」と恐怖に震えながらも、彼の声に励まされて岩を降り始めました。降りるたびに、岩陰の影や見えない隙間に身をすくめました。
全身が震え、神経が張り詰めて止まらない状態でした。
恐怖と教訓
スコットが先に行動してくれたおかげで、私が先に飛び降りていたらヘビに襲われる可能性が高かったと実感しました。今では、巨大な岩を見るたびに恐怖心が蘇りますが、同時に自然の危険を正しく理解し、冷静に対処する重要性を学びました。




