セーラムのクリスマス
はじめに
Destination Salem から「好きなセーラムのイベント」について執筆依頼を受けたとき、すぐに思い浮かんだのは毎年開催される『クリスマス・イン・セーラム』ハウスツアーです。私が初めて参加したのは 2003 年 12 月。3 日間続いた大雪によりツアーの 2 日目が延期されたことを今でも鮮明に覚えています。
12 月生まれの私にとって、道路が閉ざされ雪原を歩くことは、ツアーの家々が開かれるかどうかを期待しながら冒険する絶好の機会でした。各ハウスは松の枝の香りが漂う暖かな空間で、彫刻が施された木材や光沢のあるマホガニーのテーブルがシャンデリアやアンティークの銀製品を映し出していました。壮麗な装飾の裏側には、手作りのオーナメントが飾られた巨大なクリスマスツリーや、子どもたちの絵が掲げられた温かい家庭の雰囲気が広がっていました。

ツアーでの発見
私は人の暮らしを覗くのが好きで、特に美しくリノベーションされたキッチンを見つけたときの歓声は格別です。歴史的な暖炉や巨大な黒鉄製レンジは、最新の花崗岩カウンターやアイランド、モダンな家電と調和し、過去と現在が見事に融合しています。見学後は裏口から雪深い道を進み、次の「クリスマス・イン・セーラム」サインが風に揺れるのを探しました。
ツアー中、羨望の緑の怪物が顔を出すこともしばしばでしたが、当時は夫となる教師との恋が芽生えていた時期でもあり、30 インチ超の積雪で学校が休みになるというラッキーな状況でした。私たちはこれ以上ないほど幸せでした。

旅人から地域住民へ
ツアーマネージャーとして世界中を飛び回っていた数年間を経て、2004 年春にセーラムへ移り住んだとき、久々に地域コミュニティの温かさを感じました。近所の人々が庭を耕し、子どもたちが三輪車で走り回る光景、ダウンタウンの散策、根を下ろす感覚は、放浪生活の疲れを癒してくれました。私は毎日、知り合いと会う回数を指で数えるようになり、出会いを大切にするようになりました。
その結果、近所の人々にツアー前のブランチに招かれ、ハウスガイドとして参加する機会が増えました。北部フィールド、サウス・セーラム、セーラム・コモン、ジュニパー・ポイントの家々について、事前に用意したトークを披露し、訪問者を歓迎するのはとても光栄なことでした。ツアー後のワインとチーズのパーティーで新しい友人と語らう時間は、私にとって「This Is Us」的な瞬間でした。

歴史保存と経済効果
私は、フェデラル様式の建築が最も美しいと評価されるセーラムの歴史的地区を守る活動に熱心に取り組む仲間の一員です。40 年を超える歴史を持つ『クリスマス・イン・セーラム』は、現在ではガーデンクラブのブティック、レストラン・ホテルの特典、音楽・合唱のインタールード、フードツアー、歴史講演、アート・ジュエリー展など多彩なプログラムへと拡大し、ダウンタウン経済に年間約 7 万ドルの貢献をしています。

最後に
日が暮れ、最終ツアーが終わると、ガイドや参加者は疲れ切って帰路につきます。まるで「Silver Bells」の歌詞が頭に流れるようです。
「街の歩道、賑やかな歩道、ホリデーの装いで
空気はクリスマスの気配に満ち
子どもたちの笑い声、通りすがりの笑顔が続く…」
放浪心は隣人への温かな挨拶へと変わり、冬の闇を共に歩むたびに、私はその笑顔を大切にしています。
Historic Salem, Inc. の主要資金源となる今年の『クリスマス・イン・セーラム』ハウスツアーは、12 月 4 日からオンラインで開催されます。バーチャルツアーに参加し、友人へのギフトやセーラム保存への寄付としてチケット購入をご検討ください。https://christmasinsalem.org/
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Anne Sterling はニューハンプシャー州南部で育ち、修道院学校やティーンエイジャーのヒッピー生活を経験した後、ボストンへ移り、ツアーガイドとして世界を旅しました。その後、教育学の修士号を取得し、夫 Arthur と共にセーラムで暮らし、猫の Henry と共に日々を過ごしています。




