ニューポートの宿で金色の夜を過ごす

The Cliffside Inn
ニューポート(RI)
オールドワールド、$$(1泊 $189〜)
ニューポートの海岸線には、かつてのゴールドラッシュ時代の華やかさを今も残す建築が点在しています。特に有名なのは、19世紀に富豪たちが建てた壮麗な邸宅群。大西洋の絶壁にそびえる庭園やプライベートビーチは、まさに「夏の楽園」。しかし、当時の贅沢さを体感できる宿泊施設は限られています。
そこで紹介したいのが、The Cliffside Inn。1876年築のヴィクトリア様式の邸宅を、2019年にニューイングランドのホスピタリティ企業Lark Hotelsが16室のブティックホテルへと蘇らせました。この建物は単なる古い屋敷ではなく、かつてメリーランド州知事トーマス・スワンが所有した「Swann Villa」でした。その後、St. George's School for Boysとして使用され、1907年にフィラデルフィアのターナー家が購入し、夏の別荘として復元。画家ベアトリス・ターナーがここで育ち、20世紀ニューポートのミステリアスな伝説となっています。
リノベーションの際、Larkはベアトリスの奇抜な精神を残すことに徹底的にこだわり、宝石のような鮮やかな家具や、壁やドアパネルに描かれた彼女のオリジナル作品を展示しています。窓辺のシートや小さな読書スペース、英文学が揃うライブラリーなど、住んでいるかのような温かみが漂います。敷地内には、当時と変わらぬ華麗なバラの庭や、全周囲に広がるラップアラウンド・ポーチがあり、ニューポート名物のCliff Walkへもすぐです。

予約方法
料金は1泊 $189 から。こちらから予約、またはFathom Conciergeにご相談いただければ代行いたします。
概要
雰囲気:ヴィクトリア時代へのオマージュと、現代的なスタイリッシュさを融合させた空間。
見どころ:好奇心をくすぐるコレクションキャビネット、手描きドア、ベアトリス・ターナーの肖像画、そして復元されたギルデッド・チャーム。
おすすめの宿泊者:歴史とロマンス、贅沢さに憧れるカップルや個人旅行者。
客室:光あふれる16室・スイートは、ヴィクトリア調のヴィンテージ家具と現代的なインテリアが混在。ガス暖炉やジェットバス付きの部屋も。特にベアトリス・ルームは、画家が描いた手描きドアパネルと石造りの暖炉が特徴です。元馬車庫を改装したLark Suiteはプライベートエントランスと滑り出し式のバーンドア、独立した大理石バスが自慢。タワー・スイートやガーデン・スイートは螺旋階段で上がる高台に位置し、専用デッキや庭レベルのパティオがあります。
施設内:敷地内の正式な庭園はそのまま保存され、ゲスト用にラウンジチェアやソファが配置されています。雨の日は読書コーナーや窓辺のシートでゆっくりと過ごせます。ビーチチェア、タオル、クーラーボックス、日焼け止めは無料で貸し出し、近隣の静かなビーチへ簡単にアクセスできます。
食事:朝食は館内外の共用スペースで豪華に提供。午後5時〜6時のワインタイムは、庭園散策や海を望むポーチで楽しめます。館内レストランはありませんが、すぐ近くのベルビューアベニューには新鮮なシーフードや地元産食材を使ったレストランが立ち並びます。歴史的な邸宅街を歩けば、思いがけないディナーパーティに出くわすことも。

近隣のおすすめアクティビティ
ニューポートは北東部で最も人気のある夏のリゾート地のひとつです。セーリングベイや穏やかなビーチ、歴史的な港、そして黒真珠(Black Pearl)やクラーク・クック・ハウスといった名店の新鮮な牡蠣が有名です。初めての訪問者はCliff WalkやMansionsツアーが定番。その他、Narragansett Bayでのプライベートセーリングや自転車レンタルで町の丘陵部を巡るのもおすすめです。ヴィクトリア様式のアンティークショップやMalt、Mamma Louisaといった家族経営のベーカリー・レストランも見逃せません。
毎年開催されるニューポート・ジャズ・フェスティバルは、フォート・アダムスで3日間にわたりジャズの名手たちが集う夏の恒例行事です。秋冬もワインやシーフードのフェス、オクトーバーフェスト、クリスマスライトショーなどで賑わいを見せています。
ニューポートの魅力をさらに知りたい方は『The Ultimate Newport Guide』をご覧ください。
1956年映画『ハイ・ソサエティ』を観て、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、そして最後のスクリーン出演となったグレース・ケリーの姿を堪能しましょう。特に、クロスビーとルイ・アームストロングが「Now You Has Jazz」を歌うシーンは必見です。




