ヴェネツィア・ビエンナーレ完全ガイド:アート好き必見の見どころと過ごし方
55回目のヴェネツィア・ビエンナーレは、数百点もの展示がひしめく巨大な芸術祭です。途中でアペリティーボに流れそうになることもありますが、ここでは自称“アートブラット”である私が、必見の展示とリフレッシュスポットをまとめました。
はじめに
VENICE – 今年初め、私にとって二つの人生初体験が同時に訪れました。イタリア・ヴェネツィアへの初旅行と、初めてのビエンナーレです。グランカナル沿いにあるパラゼット・ピサーニの部屋に足を踏み入れた瞬間、滞在期間を延長したくなり、旅は思いがけず長くなりました。現代アートとイタリア、最高の組み合わせです。
第55回ヴェネツィア・ビエンナーレは2013年6月から11月まで開催。批評家からは数十年ぶりの最高作と評価されています。私にとっては、これまで体験した中で最も刺激的な4日間でした。幼少期から美術館やギャラリーに囲まれた“アートブラット”として育った私にとって、まさに夢のような時間です。
展示総覧
最も注目すべき展示
プラダ・ファウンデーションが主催する『When Attitudes Become Form: Bern 1969 / Venice 2013』は、グランカナルの壮麗なカ・コルネ・デッラ・レジーナ

ロシア館(ジャルディーニ)で降る金貨の演出。
必見展示
アルセナル(Arsenale)
Ca' Giustinian, San Marco 1364/A; +39-041-521-8711
全館が見どころです。特にアルゼンチン、バハマ、イタリア、中国のパビリオンとメインホールは外せません。
ジャルディーニ(Giardini)
Castello; +39-041-521-8711
こちらも全体が魅力的です。特に英国、米国、ロシア、韓国のパビリオンが秀逸です。
アイ・ウェイウェイ 『Disposition』
ジュエッカ・プロジェクト・スペース(ジューエッカ)とカステッロのサン・アントニン教会で開催されたソロ展。壮麗な教会空間に設置された作品は、アーティストの力量と情熱を余すところなく伝え、過大な期待を裏付けました。

ジュエッカ・プロジェクト・スペースでのアイ・ウェイウェイ『Disposition』。
市内には他にも数多くの展示があります。地図を手に主要パビリオンを回り、そこから散策して偶然の出会いを楽しむのがベストです。
必見美術館
ペギー・グッゲンハイム・コレクション
704 Dorsoduro; +39-041-240-5411
時間が許すならまずここへ。19世紀から20世紀にかけての名作が揃い、邸宅自体が美術史の生きた教材です。カナル沿いのテラスや庭で、ペギーが愛した生活空間を体感してください。
パラッツォ・グラッシ
Campo San Samuele; +39-041-523-1680
ルドルフ・スティンゲルの個展は圧巻。地下のカフェや、隣接する安藤忠雄設計の新テアトリーノも見逃せません。

ジャルディーニの韓国パビリオン。
Punta Della Dogana
Dorsoduro, 2; +39-041-271-9031
フランソワ・ピノーが手掛けた建築は、未来的なコンテンポラリーアートが随所に展示され、まさに「明日の芸術」を体感できます。
Ca' Pesaro / Galleria Internazionale d'Arte Moderna
Piazza San Marco 52; +39-041-240-5211
ソナーベンド・コレクションが展示され、隣接するカ・コルネ・デッラ・レジーナのプラダ展と合わせて訪れる価値あり。

パラッツォ・ピサーニでの朝食。
食と飲み
私は一人旅でしたが、予約なしで入れるレストランやバーが意外と多く、どこも温かく迎えてくれました。以下は私が特におすすめしたいスポットです。
DePisis
Bauer Hotel, San Marco 1459; +39-041-520-7022
黒インクのイカリゾットをぜひ。
Da Fiore
San Polo 2002; +39-041-721-308
伝説のレストラン。理由はご自分で体感してください。
Hotel Cipriani
Giudecca, 10; +39-041-520-7744
プールサイドでランチ。サン・マルコから無料のボートが利用可能です。
Harry's Bar
Calle Vallaresso, 1323; +39-041-528-5777
カンパリ・スプリッツは外せません。
Piazza San Marco
朝のコーヒータイムの後、日の出前に訪れると人が少なく、広場の美しさを独占できます。

ビエンナーレ・サバイバルキット
・Venice Card(約40ユーロ、7日間有効)…市内の多くの美術館が無料で入場でき、ビエンナーレの割引も適用。
・ACTV Public Transport Card…水上バス(ヴァペレッティ)が乗り放題。運河から美術館やパビリオンを巡るのに最適です。
・iBiennale アプリ…公式マップ・ガイド・最新情報が手元で確認できます。
スライドショー & バーチャルツアー
膨大な展示と美しい街並みを、オンラインでも楽しめます。
マップで位置確認
本文中で紹介したスポットは全てGoogleマップで確認可能です。
FATHOMでさらに読む
『ヴェネツィア・ビエンナーレの印象』/『ヴェネツィアから帰ってきたばかり』




